友達や犬仲間から犬を預かってほしいと言われたら

友達や近くの犬仲間などの知り合いから、旅行に行くので犬を預かってほしい、というようなことがある、という人もいるかと思います。

この場合の預かるとは、2~3日以上の宿泊を伴う預かり、ということにします。

そんな時は、どうしますか?

僕らは、ペットホテルに預けるように進言することを推奨します。

でも、そうはいかない、頼まれたら預かってしまうだろう、という人もいるかもしれません。あるいは、問題ないから預かる、と全く抵抗なく預かるいう人もいるでしょう。

またこの場合、その知り合い、そして犬との親密度がどのくらいか、にもよるかもしれません。

しかし、いずれの場合にせよ、犬を預かるというのは、けっこう大変であり、そして何よりも大きな責任を負うものである、ということを認識してほしいと思います。

そうは言っても、ほとんどの場合、大きな問題は起きないのかもしれません。だから、気軽に預かることに抵抗のない人もいると思います。

したがって、現実的にはけっこう知り合いの犬を預かる、という人もいると思うので、もし、知り合いの犬を預かるのであれば、どんなことに注意するのか、ということについて書いてみたいと思います。

犬を預かる時に気を付けるべきことは?

犬を預かった時に気を付けてほしいこと、これは犬によっても違うだろうし、またその犬との親密度によっても違うかもしれません。

でも、どんな場合でも共通することがあると思っています。

それは、次の2つです。

  1. フードを無理に食べさせようとしないこと
  2. 散歩で首輪の抜けに注意すること

フードを無理に食べさせようとしないこと

宿泊を伴って犬を預かるということは、当然、預かった犬にフードを与えなければいけません。

預かった犬のフードは、預かる時に飼い主さんから普段その犬が食べているドッグフードを預かる日数分、いただいておくようにします。フードの種類が変わるだけでお腹を壊す犬もいるので、犬を預かる場合は、必ずフードも一緒にもらうようにします。

同時に、1回に与える量、充てるタイミング、時間、などを確認しておくことも大切ですね。そういったこをと紙に書いてもらっておくのが良いでしょう。

そうすれば、預かった犬にフードを与える時もすんなりと与えられると思います。

ただし、そこでよくあるのが飼い主さんの指示通りに、フードを与えたのに、預かった犬はまったくフードを食べてくれない、という状況です。

そうすると、預かっている方は、何か間違えたかな、何が悪いのだろう、と考えがちですよね。

そして、なんとか食べてくれないだろうか、気をもんで、心配してしまう方も多いと思います。

でも、そんな時に、間違ってもその犬が食べそうなものをフードにトッピングするなどしないでください。

では、どうするのか?

正解は、食べなかったら放っておく、無理に食べさせようとしない、ということです。

そして、食べないからと言って、気をもんだり、心配したりする必要もありません。

普段と同じフードを、いつもと同じようなタイミングで同じように与えられたとしても、犬がいるところ自体が、いつもの自分の家ではなく、預けられた方の家の中です。

つまり場所がいつもと違うのです。もちろん、そんなことかまわずいつも通り食欲旺盛にすぐに食べる犬もいます。

でも、場所が変わっただけで、それがストレスになり、緊張していつものフードでも食べない犬はけっこういます。

そんな犬には、無理に食べさせようとする必要はない、というよりも、無理に食べさせない方が良いのです。

飼い主さんもいない、自分の家ではないところにいるだけで、それがストレスとなりフードを食べない犬に、無理にフードを食べさせようとして、もし食べたとしても、戻したり、また下痢になってしまう、ということになってしまいます。

したがって、自分からフードを食べない時は、あえて、フードを食べさせる必要は全くないのです。すぐに食べなくてもしばらく置いておくと食べ始める時もあります。それはストレスが和らいできたということで、犬が自ら食べ始めたのであれば、問題ありません。

ただし、水だけはきちんと与えてください。

極端な話、犬は、というか人間もそうだと思いますが、健康であれば、2~3日食べ物を食べなくても、水さえあれば、命の危機になるようなことはほとんどないでしょう。

栄養は体に貯めておくことが出来ますが、水は体に貯めておけないからです。

ということで、預かった犬がフードを食べなくても、気にせずに、放っておく、これがとても大事なのです。

全く食べなくても、犬によっては預けられたストレスで下痢になる子もいます。

その場合は、逆にフードを与えてはいけません。

少なくとも丸1日は、水だけ与えて、フードは与えないようにして下さい。与えても、食べないと思いますが、逆に食べてしまうと下痢が治らない場合もあるので。

散歩で首輪の抜けに注意すること

もうひとつの注意点は、預かった犬を散歩に連れて行く、という時です。

室内でトイレのできる犬であれば、2~3日の間、あえて散歩に行く必要もないと思いますが、散歩でトイレをする犬の場合は、必ず散歩へ行かなければけません。

その時注意しなければいけないのが、首輪なのです。

もっと具体的に言えば、首輪が抜けやすい状態になっていないかどうか、ということです。

最近の傾向として、首輪が緩い犬がとても多いということです。

ペット・トライアングルのドッグケアの実店舗であるラブドッグ店でもペットホテルでたくさんの犬をお預かりしています。

もちろん散歩もするのですが、その時は必ずダブルリードで散歩をします。万が一、1本が何らかの理由で外れたとしても、もう1本あれば事なきを得るからです。ペットホテルで犬を預かった時に一番怖いのは、預かった犬の逸走、つまり逃げてしまうことなのです。

特に首輪の緩い犬の場合はそれでもかなり散歩をする時には注意します。

首輪の適切な締め方は指2本が入る程度です。でも、そのような犬は少なく、ほとんどの犬は手のひらがすっぽりと入ってしまうくらいに緩々です。

その場合、犬が前に引っ張る場合は良いのですが、犬が後ずさりするような状況では簡単に首輪が犬の頭から抜けてしまうのです。

しっかりと呼び戻しが出来る犬であれば良いのですが、そんな犬はほとんどいません。

飼い主さんが一緒であれば戻ってくる犬もいるかもしれませんが、預かった場合は飼い主さんはいません。

だから、首輪の抜けにはとても注意が必要なのです。

これは、一般の方が知り合いの犬を預かった場合も全く同じです。

そして一般の方の場合、預かったからといって、ダブルリードにする人はおそらくとても少ないでしょう。

ということは、もし首輪が抜けてしまったら、預かった犬がそのままどこかへ走り去ってしまうかもしれません。その確率はとても高いでしょう。

もしそうなったら、その犬の飼牛さんとの関係もこじれてしまうかもしれません。

好意で犬を預かったのに、そんなことになってしまったらどうでしょう。

もともとは首輪が緩かったことが原因でも、預かった人の不注意として責任を問われることにもなりかねません。

もし、犬を預かる時は、事前に必ずこの点は飼い主さんと確認しておくことを推奨します。

あらかじめ抜けないような状態に首輪を調整してもらってから預かる、これを徹底するべきだと思います。

もしそれが出来ないようであれば、散歩はしないということを飼い主さんと確認しておくべきだと思います。

そしてそれも出来ないという時は、その犬は預からない、という選択をすべきでしょう。

緩い首輪はとても簡単に抜けてしまうのです。

この点はよく覚えておいていただきたいと思います。

やっぱり犬はペットホテルに預けてもらうのが安心です

犬を飼っている人は、ほかの犬を預かるのも簡単だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

でも、他の人の犬を預かるというのは、とても責任の重いことなのです。

預かった犬に、何らかのトラブルがおこったら、大きな責任問題になり、親しい間柄にもひびが入ってしまうことにもなりかねません。

もし、知り合いの犬を預かる時には、この点をよく考えてほしいと思います。

そしてもし、預かるのであれば、上に書いた2点には注意してほしいと思います。

もちろん、その犬によって個別の注意があると思いますが、この2点はどんな犬にも共通する注意点です。

そして、もし旅行などで犬をどこかに預けなければいけない時は、ペットホテルに預けるのが一番安心です。

少なくともペットホテルは犬を預かるプロとして営業していますから、犬の健康や逸走については細心の注意を払っているはずです。

もちろん費用はかかりますが、その分飼い主さんも安心して預けてもらうことが出来るでしょう。

さらに言えば、出来るだけ頻繁にペットホテルを利用するのが犬のためでもあるのです。

万が一何か災害が起きた時に、愛犬は別の場所で避難することになるかもしれません。

そんな時、普段からペットホテルを利用している犬であれば、自宅以外の場所での生活がストレスになりにくくなる場合もあります。

飼い主さん以外の人に世話を受けるのも抵抗がなくなってくるでしょう。

犬を飼っている方には、ぜひ、積極的にペットホテルを利用してほしいと思います。

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