子犬生後6週間ぐらいまでのフード、健康、栄養管理
犬は、生まれてから6週間ぐらいまでは、母犬の母乳を主体にした栄養管理となります。
母犬が十分な母乳を与えることが出来れば、それだけで十分子犬は育つのです。
母犬の母乳からは、病気に対する免疫も受け取れるので、出来れば母乳で育てた方が良いでしょう。
生後4週間ぐらいから、人工乳を与えることもできるが、その場合でも、1日に4~5回くらいに分けて与えなければいけません。
人間の赤ちゃんと同じで、夜中でも一定間隔で与える必要があったりして、結構大変なのです。
生後6週目くらいから、子犬の離乳を徐々にはじめることになります。
そして、いわゆるドッグフードへと変えていくわけですが、一般的には、ドライのフードは最初は水またはぬるま湯でふやかして与えてあげることになります。
熱いお湯だと、ドッグフードの脂成分が溶け出してしまうので、水かぬるま湯を使います。
そして8週齢になると、新しい飼い主さんのもとへ行けるようになるのです。
生後3か月くらいまでのフード、犬の健康、栄養管理
現在、基本的には子犬をブリーダーさん、またはペットショップから受け取れるのは、生後8週齢以降となります。
したがって、その時は、すでにドッグフードを子犬は与えられていることになります。
生後6週間ぐらいまでは、どの犬種でもそれほど大きさに差はありませんが、その後、生後3か月ぐらいまでの間の体の大きさの成長具合は、犬種によってかなり違ってきます。
この期間の子犬の成長はとても重要なので、ドッグフードも成犬に比べて栄養価の高いフードを酢飼います。だから、子犬用のフードというものがあるのです。
フードを与える回数も、成犬だと1日に1~2回でよいのですが、まだこの時期の恋の場合は、最低3回に分けて与えることが推奨されます。
犬の体の基礎となる骨格も、この時期大きく成長します。
しかし、そこで勘違いされる方もいるようです。
骨の形成にはカルシウムが必要です。これは確かです。
でも、だからといって、単にフードにカルシウム剤を混ぜればよい、というわけではないのです。
犬に限りませんが、骨格形成には、骨の材料となるカルシウム以外に、リンやビタミンDがかかわっています。
これら3者の機能が協調しあって、骨格が形成されていくのです。
したがって、カルシウム剤だけをフードに混ぜても、むしろ骨の成長を阻害したり、ミネラル欠乏症を招きかねないのです。
また、それら成分の比率も重要です。
一般的には、カルシウムとリンの比率が、1.2:1程度が良いとされています。この比率が大きく違うと、逆に骨からカルシウムやリンが放出されることになり、骨の形成を阻害しかねないのです。
さらに、カルシウムとリンの比率がある程度適正だったとしても、ビタミンDが不足すれば、骨の成長に悪影響を及ぼします。
逆に過剰にビタミンDが多いと、骨や歯の形成に異常が発生する場合もあるのです。
そういう意味では、市販のドッグフードの子犬の月齢に合わせたドッグフードは、そういったことを考慮されて作られているはずですから、市販の子犬用のドッグフードだけで十分だと言えます。
子犬の生後4か月から6か月までのフード、健康、栄養管理
子犬は生後4か月から6か月で、歯が乳歯から永久歯へと生え変わっていきます。
同時に、子犬の食への興味も強くなってきます。
犬の食事の時間はある程度、決まった時間にするようにします。そして、1回の食事の時間は、10~15分程度として、フードを残しても片付けてしまうようにします。
起きエサにように、いつでもフードが食べられるようにすると、犬がフードを食べる時間が不規則になったり、食べる量も変動するので、犬の健康には悪い影響を与えることがあります。
フードを与える時間はある程度決めて、10~15分で下げてしまう、という習慣をつけて行くと良いでしょう。
犬の大きさによってもこの時期は、フードの内容が変わってきます。
小型犬の場合は、生後6か月ぐらいで、すでに骨格や筋肉が成犬程度まで成長していきます。中型犬も、体重の増加は徐々に少なくなっていきます。
従って、小型犬、また中型犬も少しづつ栄養素の低いフードに変えていくことになります。この時期までと同じように与えていると、犬の肥満の原因になったりもするので、フードの質を変える、量を変えるなどと言った配慮が必要です。
大型犬の場合は、まだ骨格や筋肉の成長が続きます。したがって、まだ栄養素はたっぷりとあるフードが必要になります。
子犬の生後7か月から11か月ぐらいまでのフード、健康、栄養管理
中型犬でも、この時期になるとほとんど成犬に近い体格となってきます。
したがって、徐々に成犬用のフードへと切り替える時期となってきます。
大型犬も、セントバーナードやグレートデンのような超大型犬を除いては、徐々に栄養価の少ないフードへとこの時期ぐらいから切り替えていきます。
超大型犬の場合は、まだまだ成長が続くので、この後も6~8か月ぐらいは、栄養価の高いフードとします。
また、このぐらいになってくると、個々の犬によっても、運動量などが変わってくる場合もあるでしょう。
そういう意味では、犬の体重管理も重要になってきます。
運動量の多い犬であれば、当然、与えるフードも多くなります。
逆にあまり運動しない犬であれば、与えすぎると肥満の原因になってしまいます。
飼い主さんは、愛犬の体型と体重に注意しながら、フードを与えていくことが大事です。
愛犬が1歳以降になった時のフード、健康、栄養管理
小型犬の場合は、1歳になれば、もう成犬です。
したがって、食事は成犬用のフードとなります。
フードを与える回数も1~2回が一般的です。
中型犬も、ほぼ同様です。
大型犬でも、超大型犬を除けば、ほぼ成犬に近い大きさとなってくるので、やはりその犬の運動量や生活パターンに合わせて、フードの時間や量を調整すると良いでしょう。
成犬になったからといって、たくさん食べさせて良いというわけではありません。
むしろ、成犬になったら、体型、体重管理が重要になってきます。
主に気を付けるべきは犬の肥満です。
小型犬でも、成犬になって、肥満になっていくが少なくないと思います。
人間と同様、犬もメタボは、健康を阻害する大きな要因なのです。
愛犬が高齢になってきたときのフード、健康、栄養管理
高齢犬と言えるのは、犬の大きさによって、違ってきます。
一般的に、小さな犬ほど、早く成長して、老齢化までの期間は長くなります。
大きくなるほど、成長する時間が遅くなり、かつ老齢化する期間までも短くなります。
つまり、小型犬は成犬と言える期間が長いけど、大型犬ほど、成犬と言える期間が短くなるのです。
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犬も高齢になれば、運動量も減ってくるので、与えるべきフードの量も少なくなってきます。
しかし、人間もそうですが、年を取るほど、食事の嗜好が狭くなってくることもあります。
単にフードの量を減らすということではなく、栄養価の十分あるフードを適量与えるようにしていきます。
子犬の時と同様、シニア犬用のドッグフードを与えるようにすることを推奨します。
シニア用も、子犬用と同様、その犬のライフサイクルに適した栄養素を含んだフードとなっているはずです。
このように、犬もライフサイクルによって、フードの質や量が変わってきます。
市販のドッグフードも、その犬の大きさ、または犬種、そしてライフサイクルに会ったフードをその時期ごとに選んであげるようにしましょう。
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