ラブラドゥードル=ラブラドールレトリバー×スタンダード・プードル

ラブラドゥードルとは、その名が示す通り、ラブラドールレトリバーとプードル(スタンダード)の交配から生まれた犬です。

そして、本来のラブラドゥードルは、この両犬種から生まれた、F1と呼ばれる対一世代の犬のみが該当します。

現在、よくラブラドゥードルという犬種名を聞くこともあるかと思いますが、ほとんどがオーストラリアン・ラブラドゥードルを指しています。

オーストラリアン・ラブラドゥードルは、ラブラドールレトリバーとプードルから生まれた第一世代に、さらにアメリカン・コッカー・スパニエル、またはイングリッシュ・コッカー・スパニエルを交配させて、さらに既定の交配を数世代重ねて作られ、ひとつの純犬種として認められることを目的としている犬種です。

したがって、純粋な意味でのラブラドゥードルは、ラブラドールとプードルから生まれた第一世代の犬のみが該当するということになります。

ラブラドゥードルというと、現在は、いわゆるデザイン犬の火付け役のひとつとも見られていますが、そのことに、最初にラブラドゥードルを作った方は、大変心を痛めているようです。

ラブラドゥードルを作ったのは、オーストラリアの盲導犬協会で子犬の繁殖のマネージャーをしていたでWally Cochranという人で、1980年代のことです。

そのきっかけは、彼に送られてきた一通の手紙でした。

その手紙は、ハワイに住むある女性から送られてきたもので、犬アレルギーを持つ目の不自由な夫のために犬アレルギーをおこさせない盲導犬を作れないか、という問い合わせであったと言われています。

これに対してWally Cochranが考えたのが、盲導犬として優秀なラブラドールに、犬アレルギーに対する心配がないと言われるプードルの血を入れて、ラブラドールの盲導犬として優れた性質と、犬アレルギーをおこさないプードルの特徴を兼ね備えた犬を作ることでした。

そして、実際にこの組み合わせで交配させたところ、3頭の子犬が生まれ、そのうちの1頭は、目的の犬アレルギーをおこさせない特徴を持った子犬でした。

しかし、残る2頭は、残念ながらこの特徴を持つことのない子犬でした。

が、いずれにしてもこれが最初のラブラドゥードルです。

その後、単にラブラドールとプードルを交配させても、目的とする特徴を持つ子犬が生まれる確率が低いことから、オーストラリアの盲導犬協会では、ラブラドゥードルを繁殖することをあきらめた、ということです。

しかし、オーストラリアのブリーダーの中には、犬アレルギーを起こさないサービスドッグという、世の中で役立つことのできる特徴を持つラブラドゥードルをひとつの犬種として確立していこうという思いで、頑張る人たちがいました。

こうして出来てきたのが、オーストラリアン・ラブラドゥードルなのです。

このように、本来のラブラドゥードルは、犬アレルギーの人にも提供できるサービスドッグとして作られてきましたが、いつしか、その目的を変え、商業目的で繁殖するブリーダーが多々現れるようになり、さらに違う純血種を交配させて作る、デザイン犬が増えるきっかけとなる犬として、ラブラドゥードルの名前もあがるようになってしまいました。

つまり、ある意味ではラブラドゥードルが作られたことによって、適当な雑種を作って、ひと儲けしようとする、たくさんの不純な動機で子犬を生ませるブリーダーを作ってしまった、という結果にもなってしまったのです。

このことについて、最初にラブラドゥードルを作ったWally Cochranは、最近になって大変心を痛めている、ということが伝えられているのです。

しかし、彼の本来の目的を達成するために、ラブラドゥードルは、オーストラリアン・ラブラドゥードルとして、現在に引き継がれているのです。

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