犬のしつけ相談でよく聞くこと

ペット・トライアングルのドッグケアサービスのラブドッグ店では、無料のしつけ相談をしています。店舗まで来ていただけるお客様限定ですが、最近のご相談で気になったことがありますので、それについてご紹介しておきたいと思いました。

それはフードを使ったしつけ教室がいまだに多いようだ、ということです。それによって、飼い主さんのしつけに対する意欲に反して、愛犬のしつけがうまくいかなっくなっている方が少なくない、ということです。

犬のしつけ相談に来る飼い主さんの多くは、犬のしつけに対して意欲を持っている方が多いと思います。

従って、子犬を迎えた時には、しつけについても真剣に考えている方が多いでしょう。

でも、実際にどうしたらいいのかわからないことも多いようで、そんなときに調べるのが、犬のしつけ教室です。

で、愛犬を近くのしつけ教室に入れて、となるのですが、これは全く悪いことではありません。というより、犬のしつけを真剣に考えての行動であり、しつけ教室を利用するのは、間違いではないでしょう。

が、問題はそのしつけ教室で、どんなしつけ方をしているか、ということです。

しつけ相談に来る飼い主さんの話をお聞きしていると、子犬のしつけ教室のようなところでは、いまだにフードを使っているところが多いようです。

フードを使ったしつけについては、このサイトのいたるところでそのリスクを書いています。

が改めてまた書くのは、子犬のしつけ教室に通わせるような飼い主さんは、せっかくしつけに関心を持たれているのに、しつけ教室に子犬を通わせたがために、かえって犬のしつけに失敗してしまう、という現実があることを多くの飼い主さんにお知らせしたいと思うからです。

特に子犬は心身ともに成長する時期です。その時期にフードを使ったしつけをしてしまうと、その後のしつけを逆に難しくしてしまう、飼い主さんの意欲と逆行するように犬が扱いにくくなってしまう、ということを知ってほしいと思うのです。

フードを使ったしつけ教室で犬が覚えること

フードを使うしつけ教室では、オスワリ、マテなどには、必ずご褒美としてフードを与えます。

フードを与えることによって、オスワリと指示されればオスワリの形を取れば、フードがもらえるということを覚えます。

マテも、出されたフードをヨシと言われるまで待てば、怒られずに食べられることを覚えます。

フードを使ってこういったことを教えれば、犬が覚えるのは、何かの指示をされた時に、その指示をされた行動をすれば、フードが食べられる、ということなのです。

この場合、オスワリをするのは、犬が単にフードを食べたいからであり、オスワリするのはフードを得るための手段でしかありません。

つまり、フードを使ったしつけ教室で犬が覚えるのは、「こういわれた時に、こうすればフードを貰えるよ」ということなのです。

言い方を変えれば、フードを得るための手段を教えられているだけ、ということになります。

結果として、犬は確かにオスワリをするようになります。マテもできるようになるでしょう。

見た目は飼い主さんの指示に従っているように見えても、犬がやっているのはフードを得るための手段でしかない、ということになります。

つまり、その犬にとってのオスワリは、狼が獲物を追いかけて捕まえることと同じ意味のことなのです。獲物を追いかけるて捕まえるという大変な作業に代わって、単にオスワリをするという簡単な作業でフートを得られる、ということを教えられたことになるのです。

また、フードを使ったしつけ教室でよく行われているアイコンタクトの取り方でこんなやり方があるようです。

フードを手に持って、顔の前に持ってくる、そうすると犬はその手に持たれたフードを目で追うので、自然に持っている人の顔に目を向けることになります。

それをもって、「犬とのアイコンタクトが出来たでしょ」、としてしまうのです。

でもこれは、単に犬がフードを視線で追っているだけ、ですよね。アイコンタクトというのは、犬が人間と視線を合わせることです。フードを目で追った結果がアイコンタクトではありません。

でも、不思議なことにそこにいる多くの飼い主さんはそれを納得してしまうこともあるようです。

フードを貰うための手段としてオスワリすること、フードを目で追ってアイコンタクトを取る、と言われること、こういったやり方が本来の犬のしつけ、と言えるでしょうか。

本来、犬にオスワリとして犬をスワレせるのは、フードを得るための手段ではなく、単純に犬を座らせるという目的のはずです。決して、フードを得るための手段を教えることがしつけではありません。

アイコンタクトは、飼い主さんの指示を待つ犬が自然に飼い主さんの行動を注視するために出てくる行動です。

でも、フードを使うしつけ教室で犬が覚えてくるのは、フードを貰う手段としてのオスワリやマテ、フードから目を離さないことなのです。

フードを使ったしつけ教室に行った犬はどうなるのか

フードを使うしつけ教室でフードを得る方法を教えられた犬は、より食べ物に対しての執着が強くなってしまいます。

食事の時間、食事の気配がすれば、早くフードを貰うために、オスワリと言われる前に自分からオスワリをして待つようになります。

マテ、と言われなくても、ヨシ、と言われるまで食べないで待っている犬もいるでしょう。

そんな愛犬を見て、「オスワリと言わなくてもオスワリして、食べるのを待っているなんて、うちの子はとっても頭がいい」と思う方もいるかもしれません。

確かにその犬が頭がいいのは確かです。

オスワリをして待てば、食べ物が速く食べられるということを覚えて、それを実行しているのですからね。

でもそれは、「オスワリをしてるんだから、早くフードをくれ」という犬の意思表示でもあります。

つまり、オスワリと飼い主さんが指示しているのではなく、犬がオスワリをして飼い主である人間にフードを出せ、と指示していることなのです。

つまり本来は飼い主が主となる主従関係を作るべきところを、犬が主となる主従関係へと逆転した主従関係が出来てしまっているということです。

食欲という動物にとって最も基本的な本能を刺激されるようなしつけを受けた犬は、それを起点にそのほかの本能的な行動も刺激されやすくなっていきます。

例えば、もともとの気質が強い犬であれば、オスワリというフードを要求する行動は早くフードを出せ、という吠えたり、睨んだり、という攻撃的な行動へと発展していくこともあります。

自分が得たフードを守るために、食べている途中に近づくものに対して唸ったり、噛んだりする防衛本能、そしてそれが攻撃行動へとつながっていくこともあるでしょう。

そういう犬の行動に飼い主となる人間が怯んだ態度を示せば、頭のいい犬はさらにそれを学習して、吠える、唸る、噛むという行動が自分の立場を強くするということを覚え、その行動がエスカレートしていくでしょう。

その結果、かわいかった子犬が、飼い主に対しても吠えたり、噛んだりする、とっても扱いにくい犬に育ってしまう、という結果になってしまいます。

しつけ相談をしていると、このパターンが結構多いと感じるのです。

フードを使ったしつけで犬との信頼関係は作れません

フードを使ってしつけた犬は、確かに見かけ上、指示をしなくてもオスワリしたりなど、いい子に見えることもあり、犬の気質によってはそのままいい子に見えるままで過ごせる場合もあるでしょう。

でも、たとえそう見えても、その場合、犬との本当の意味での信頼関係は出来ません。たとえ、一見問題行動はないように見えても、犬にとっては飼い主となる人間は、たんに食べ物を自分に運んでくる役目の者、でしかないのです。

これは飼い主にとっては、とても寂しいことではないでしょうか。

迎えた子犬のしつけを真剣に考える飼い主さんにこそ、しっかりとした愛犬との信頼関係を築いてほしいと思います。そのためには、飼い主が主となる主従関係を作ることが重要です。

それが出来ないと、愛犬は飼い主となる人間を頼るように離れません。信頼することも出来ません。そばにいて安心できるようにもなりません。

だから、しつけ教室に愛犬を入れるときは、そのしつけ教室ではどんなしつけ方をしているのかを、よく調べてから入れてあげるようにしてほしいと思います。

そして、もし上に書いたような、フードを使ってオスワリを教えているようなところであれば、そこは避けることを強くお勧めします。

フードなんか使わなくても、犬のしつけは簡単に出来るのです。やることは簡単なのです。ただし、その簡単なことを繰り返し行う、継続的に行うという、忍耐力、継続力は必要ですが。

それに、たとえしつけ教室や訓練に愛犬を出しても、最後は飼い主さん自身が自分で愛犬との主従関係と信頼関係を作らなければ、愛犬はトレーナー、訓練士のいうことは聞くけど、飼い主のいうことは聞かない、という犬になってしまうこともあります。

犬は頭がいいのです。人を見て行動を変えられる動物ですからね。

でも、まずはフードを使うしつけ教室だけは避ける、それが愛犬のためでもあるのです。

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