ペットロスにはなっても、ペットロス症候群にならないためには
できるだけ、ペットロス症候群にならないための方法について書いてみました。
愛犬を失ってペットロスになる、これは仕方のないことで、犬を飼う人間の宿命です。
長年一緒に暮らした愛犬が年老いて、ほぼ老衰で亡くなった時は、たとえ覚悟は出来ていても、一緒に暮らした時間が長い分、その愛犬を失った喪失感も大きくなり、淋しさのレベルはとても高いかもしれません。
病気で亡くなった愛犬に対しては、もっとこうしていれば、と愛犬を病気から守れなかったという悔恨の気持ちが大きく、自分を責める気持ちが最も大きいかもしれません。
事故のようにある日突然愛犬を失う、飼い主の人間にとってはもっともショックが大きいでしょう。すぐには犬を失ったことが信じられない、信じたくないという気持ちが大きく、愛犬の死を受け入れるのに最も時間がかかるかもしれません。
どんな場合でも愛犬を失った悲しさ、辛さ、ペットロスの気持ちは言葉にはならない物だと思います。
でも、そこから心身の疾患を伴うペットロス症候群になるのは、絶対に避けてください。
亡くなった愛犬が今度は自分を責めることにもなってしまいます。
では、ペットロスからペットロス症候群にならないためにはどうすればよいのか?
それは、愛犬との別れを迎えた時は、思いっきり泣くことです。それが最も効果のある方法だと思います。
でも、人前、それが家族の前でも、思いっきり泣く姿は見せたくない、という方もいるでしょう。
そんな方は、ひとりの時に、思いっきり泣いてください。
子供はもちろん、年配の大人でも、女でも男でも、お母さんでもお父さんでも、とにかく徹底的に泣いてください。
愛犬との別れは、悲しくて当たり前です。そして悲しいときは泣くのが当たり前です。悲しいときに泣くのを抑えたら、それがストレスになり、より心身の異常を引き起こしやすくなります。
泣いて、涙を流せば流すほど、悲しみも少しずつ、体の中から流れ出ていくはずです。
悲しみを体の中に溜め込める量には限界があると思います。その限界を超えてしまうと、ペットロス症候群になってしまいます。
だから、思いっきり、徹底的に泣いて、その涙とともに少しでも悲しみを体の外に流しだすのです。
悲しみを完全に体の中から出すことはできません。一生残ってしまうかもしれません。それでも、体の許容量の範囲であれば、ペットロス症候群にはならないでしょう。
悲しみの許容量は人によって違います。1日分の涙を出せば保てる人と、3日、または1週間必要な人もいるかもしれません。
でも、1日中泣いているわけにはいきません。思いっきり泣ける場所、環境を1日の中でいくつか作り、そこで、愛犬のことを思い出して涙を流してください。
これが私が推奨するペットロスを避けるための最良の方法です。
ペットロスにならずに、頑張って生きていれば、必ず亡くなった愛犬に再開できます。
次のページからはそれについて書きたいと思います。
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