中国各地で犬の管理が問題となっているようだ
最近、中国での犬の飼い方、管理に関しての規制に関するニュースを時折見かけるようになってきたように思います。
すでに、このサイトでも、下のような中国での犬に関する記事を紹介しています
そしてまた、中国での犬の管理に関しての規制のニュースを発見しました。
そのニュースはまたAFPBB Newsのサイトに掲載されたもので、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳した記事とのことです。
先の記事では、中国の山東省済南市、そして雲南省文山市というところでの犬に関する規制の話でしたが、今回は、杭州市というところでの話です。
最近、犬に関する飼い主のマナーなどの問題が中国ではけっこう話題になっているようです。でも、それに対して、その内容はともかく、すぐに自治体が対応しているという点では、すごいな、とも思います。
犬の飼い主のマナーに関しては、おそらくは日本の方が中国よりもいいだろう、と勝手に推測していますが、実際のところはわかりません。
でも、たとえ今はそうだとしても、もしかしたら近い将来は、中国から日本の犬の飼い主のマナーは悪い、と言われることにもなりかねないかもしれません。
なにせ、技術の分野でも、少し前まで日本に比べればはるかに遅れていると言われていたのが、今やスマホやパソコンなど、世界的に見れば、日本はすでに中国に完全に負けてしまっているのが現状ですからね。
では、今回のん杭州市での犬の管理に関する規制を簡単にまとめてみましょう。
犬の飼い主に最大8万円の罰金!
杭州市都市管理委員会というところが、「文明的な犬の飼育に関する記者会見」を行ったそうで、その中で、「杭州全域で犬の飼育と散歩に関する安全運動を実施する」というような発表がされたそうなのです。
そして、具体的な犬に関する規制とそれに違反した場合の罰金は次のようなものです。
- ノーリードでの犬の散歩をした場合は、200元(約3250円)以上1000元(約1万6240円)以下の罰金。たさし、この運動期間中の最低罰金額は400元(約6500円)になる
- 小型犬。鑑賞犬などが散歩を出来る時間は午後7時から翌日の午前7時までと規制され違反した場合は、200元(約3250円)以上1000元(約1万6240円)以下の罰金
- 許可証無しで個人が飼育している犬を散歩させた場合、3000元(約4万8700円)以上5000元(約8万1200円)以下の罰金
- 飼っている犬がが人を傷つけたり、疾病に罹患(りかん)させたりした場合は、2000元(約3万2480円)以上5000元(約8万1200円)以下の罰金
なお、1~3については、犬は補足され、内容が深刻な場合は、飼い主の「犬飼育許可証」が無効にされるそうです。さらに、4の場合は、「犬飼育許可証」が無効にされ、犬は捕殺あるいは没収されてしまうようです。
雲南省文山市の場合は、犬の散歩が出来るのが午後10時から午前7時に対して、杭州市は午後7時から午前7時まで、ということで2時間ほど多いようで、少しはいいようです。でも朝の7時から、夜の7時までは犬の散歩が出来ない、ということで、決して甘い規制ではないのです。
さらにこの犬の散歩が可能な時間は、小型犬や鑑賞犬に対して、ということで、では中型犬や大型犬はどうなんでしょうか?それについては、この記事からはわかりませんでした。
4番の犬が人を傷つけたり、人に病気を移したりするようなことがあれば、厳しい対応は仕方ないでしょうね。
でも3番の許可なしでの散歩で4万円から8万円の罰金というのはけっこう厳しい感じもしますが、それくらいしないといけない、ということでしょう。
内容的には厳しいようですが、1、3、4についてはある意味では当たり前のことをしていれば、特に問題ないと思います。
でも、2番の犬の散歩を出来る時間帯が夜の7時から翌朝の7時まで、というのは、雲南省文山市の夜10時から朝7時までより少しいいとしても、これは日本ではちょっと考えられないような規制ですね。
もし日本でこんな規制案が出たら、大きな反対運動が起きるのは間違いないでしょう。
でも、中国ではそれが出来てしまうのですね。
逆に言えばそこが中国の凄いところで、いろいろな面で急激に世界のトップレベルに近づいている大きな要因なのだと思います。
日本では散歩でのうんちの問題が・・・
日本でも、そう多くはありませんが、稀に犬をノーリードで散歩させている、また普通の公園で犬のリードを外して遊ばせている、というケースを見かけます。でも、どんなにしつけられた犬でも、何があるかわかりません。
ドッグランなど、犬をノーリードにしても良いという場所以外で、犬をノーリードにすることは絶対に止めましょうね。それが犬の安全のためでもあると思います。
ノーリードは稀に見かける程度ですが、犬の飼い主のマナーについていえば、日本ではやはり散歩での愛犬のうんちの放置問題でしょう。
この犬のウンチの問題については、いまだに日本各地で問題になっているようです。
それに対して、最近「イエローチョーク作戦」というのが各地で行われている、ということをこのサイトでも紹介しました。
これは京都発祥の犬のフン害対策のようですが、現在各地で取り入れられているようでs、けっこう効果があるようです。
日本は、ヨーロッパなどに比べれば、この問題では良いと言われていますが、もしかしたら、このうんちの問題でも、近い将来、日本に比べれば中国の方がはるかに良い、と言われるようになってしまうかもしれません。
そうならないように、犬の飼い主となる人は、特に散歩での愛犬のウンチは、必ず、持ち帰るようにしてほしいと願います。
少なくとも犬の飼い方、マナーについては、中国に追い越されないようにしたいと思うのは、僕だけではないでしょう。
でも、このうんちの問題が解消されてこないと、それもかなわなかった、ということになりかねません。
繰り返しになりますが、散歩で愛犬がうんちをしたら、必ず飼い主が持ち帰るようにしましょう。
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