ペットとしての犬の減少が止まらない?

先日、ヤフーニュースでペット関連の雑誌で、猫系の雑誌も減少傾向にはあるものの、犬系の雑誌の減少傾向は、猫系に比べて大きい、というような記事を見ました。この記事はガベージニュースさんのサイトに掲載された記事からの抜粋加筆とのことです。

この記事では、代表的なペット関連、特に犬、猫に特化した雑誌とのことで、「いぬのきもち」と「ねこのきもち」さんの発行部数のここ10年ほどの発行部数の変化をグラフで紹介しています。

それによよると、「いぬのきもち」のピークは2010年の4月~6月で、16.4万部、「ねこのきもち」のピークは200年から2010年の期間に3回ほどあり、11.5万部となっています。

このピークの比較をすると、圧倒的に「いぬのきもち」が多いのですが・・・。

最新の2018年4月~6月の数字を見てみると、「いぬのきもち」が6.6万部、「ねこのきもち」が8.2万部と「ねこのきもち」が逆転しています。

どちらも減少していますが、「いぬのきもち」は、なんと10万部近くもピークから減らし、ピーク時の約4割にまで落ち込んでいます。しかも、ここ最近の数字の傾向からは、この数字はさらに加工していくことが予想されます。

対する「ねこのきもち」は、ピークから約3万部ほど減らしていますが、それでもピーク時の約7割にとどまっています。

また、昨年から今年にかけてはペットとして飼われている犬の数が、猫の数に逆転された、ということが話題になりました。(参照:犬が猫に逆転されたようだ!

ジャパンケネルクラブの犬の登録数も、2017年度は、全ての犬種登録数の合計が、初めて30万頭を切り、約29万5千頭となっています。ちなみに、JKCの総登録数のピークは2003年で約58万頭でした。つまりJKCの登録数でも、現在はピーク時の約半分近くまで落ち込んでいるのです。そして、この数字もさらに下がっていくことが予想されます。

これらの数字から、犬の減少傾向はまだ収束する兆しが見えず、さらに減少していくことになりそうです。

つまり、日本ではペットとしての犬の減少が止まらない、のが現状のようです。

犬大好き人間にとっては、これはとても寂しいニュースではないでしょうか。

ペットの減少は少子高齢化が影響しているようだけど、なぜ犬が猫よりも・・・。

現在日本では、人間の少子高齢化が問題になっています。

この少子高齢化も、ペットの減少の大きな要因になっていることは間違いないでしょう。

ペットを飼うきっかけのひとつには、子供の影響が大きいと思いますからね。

されに、高齢者の場合、ペットを飼いたくても、ペットの寿命と自分の寿命を考えると飼わない方がいい、と思う人も少なくないようです。

特に犬や猫の寿命はここ最近、どんどん伸びています。

猫の方が若干平均寿命は長いようですが、小型犬と比べると大きな差はなく、平均寿命は15歳ぐらいです。(参考:2017年の犬と猫の平均寿命

つまり、子犬で飼い始めると、その後15年ぐらいはその犬の世話をしてあげないといけない、ということになります。これはあくまでも平均なので、長生きすれば20年ぐらい世話をしなければいけないことになるのです。

そうなると、60歳で飼い始めたとしても、80歳ぐらいまで犬の世話をしなければいけない、ということになり、現実的に60代以降になると、犬を飼うのが難しいということになってしまうのです。

個人的には、こういった高齢者にこそ、犬が必要だとも思うのですが、現実的にはやはり難しいのでしょうか。(参考:高齢者は犬を飼わないべきなのか?高齢者にこそ、犬が必要ではないのだろうか?

確かに、この年代になってくると、自分自身がいつまで元気でいられるか心配になるのは仕方ないのかもしれません。

そして、自分しか愛犬の世話を出来る人間がいない、とすれば、もし自分が先に逝ってしまった時に愛犬がどうなるのだろう、と心配になるのは当然です。

さらに、人間も高齢になれば体が元気に保たれるるとは限りません。介護を受けなければ生活が難しい、という方もいらっしゃるでしょう。

そうなれば、まだ寿命を迎えていなくても、愛犬の世話が出来なくなってしまう、ということもあるでしょう。

そして、その愛犬も10歳を過ぎれば立派な老犬です。もちろん、まだまだ元気な犬も多いと思いますが、なかには犬も介護が必要になってくるケースも少なくなく、それはもっと年齢が上がれば、どんどん増えていくでしょう。

そう考えると、高齢者が犬や猫を飼うことをこういった理由で断念する、というのは無理もなく、またその判断が正しい、と言えるのかもしれません。

こういったことから、日本人の少子高齢化がペットの数にもおおきなえいきょうを与えているということは間違いないでしょう。

その結果としてペットとしての犬や猫の数が減少しているのはわかります。

でも、なぜ犬が猫に比べて大きく減少しているのでしょうか?

なぜ猫よりも犬の方が大きく減少しているのか?

その理由の一つがしつけかもしれません。

一般的に、猫にはしつけが入りにくく、また犬ほどしっかりとしつけをする必要はない、というイメージがあるのではないでしょうか。

そして、実際にそうだと思います。

猫は比較的自由気ままに飼うことが出来るけど、犬の場合は、ある程度しっかりとしつけをしないと問題行動を起こしやすい、これは事実かもしれません。

でも、犬を飼う人にはそれがひとつの犬を飼う魅力でもあると思います。

しっかりとしつけをした犬との生活はとても楽しいですからね。

でも、最近はしつけをするのも面倒だ、という人がもしかしたら多くなっているのでしょうか。

そうなると、犬と猫、どっちを飼おうか、という時に、しつけの楽な猫にしよう、という選択肢になるのでしょうかね。

また、世話という観点からも、犬の方が大変です。

基本的に犬は大きさにかかわらず、散歩をすることが必要です。これは室内で飼っていても同じです。

猫も散歩させる方はいるかもしれませんが、一般的には少ないように思います。そして、あえて散歩をさせる必要もない、むしろさせない方が良い、という意見もあるようです。

この散歩を必要とするか、しないでよいのか、というところも世話に面倒さ、という観点からは大きなポイントかもしれませんね。

もうひとつの要因は費用でしょうか。

犬の場合は、犬種によっては、定期的なトリミングが必要になります。特に犬種別で常に人気ナンバー1であるトイプードルは敵的なトリミングが必須です。

また、カットを必要としない犬でも、外での散歩などによって体が汚れやすいので、ある程度定期的なシャンプーが必要です。

さらに猫には、犬の狂犬病のように法律で定められた予防接種を毎年受けなければいけない、というような法律で定められた予防接種の義務がありません。

もともと外に出す機会もねこの場合は少ないので、おそらくは犬の飼い主さんに比べると猫の飼い主さんの方が、予防接種に対する意識は低いのではないでしょうか。(個人的な推測です)

このようなことから、犬にかかる出費は猫に比べて大木だろうということが容易に推測できます。

このように、しつけ、世話、費用という観点から犬を飼う方が面倒だ、というのが犬の減少の要因になっているのかもしれません。

でも、以前はそれでも犬の方が圧倒的に多かった、ということは飼う人間の意識が変化してきた、ということになるのでしょうか。

また、昨今の猫ブームも当然影響しているでしょう。

確かに猫も可愛い、これは僕もそう思います。そして、猫も飼ってみたいという潜在的な希望はあります。

でも、やはり日本で犬を飼う人、飼われている犬がどんどん減少している、という現実はとても寂しく感じてしまうのです。

しつけや世話が大変でも、その分以上に生活の楽しさを与えてくれるのが犬だと思っています。

ぜひ、犬の良さをもう一度、多くの人に思い出して欲しいな、と心から願います。

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