うちの犬は他の犬と遊べない?

散歩や公園でほかの犬と出会った時に・・・

しつけ相談をしていて、よく飼い主さんから出てくるはなしで、「うちの犬は、ほかの犬とうまう遊べない」ということがあります。

具体的には、散歩や公園でほかの犬に出会った時に、ほかの犬と遊べない犬が取る行動は、

  1. 他の犬を見たり、近寄ってくると吠える。
  2. 他の犬を近寄ってくると怖がる。
  3. 他の犬が尻尾を振って近寄ってきても相手にせず無視する。

こういったところが代表的な物でしょうか。

飼い主さんとしては、自分の愛犬が他の犬とも仲良く遊べるようにしたい、というご希望があるようです。

他の犬同士は、仲良く尻尾を振りながら匂いを嗅ぎあったりしているのに、うちの犬はそれが出来ないことを気にされていることが多いようです。

「もっとうちの犬も、ほかの犬と仲良く遊べるようにさせたい。」

と思ってしまうようです。

でも、もしかしたらそれはあくまでも飼い主さんの希望であって、愛犬の希望ではないこともあるのではないでしょうか。

確かに、最初に挙げた「散歩や公園でほかの犬に出会った時」の犬の3つの対応で1と2は、少し問題があるかもしれませんね。

でも、3のケースは、問題ないのではないでしょうか。

結論から言えば、あえて犬がほかの犬と仲良く遊べるようになる必要はない、とペット・トライアングルは考えています。

もちろん、仲良く遊べることはいいことで、そうできるに越したことはないかもしれません。

でも、犬によっては他の犬とかかわることがその犬にとってはストレスになることもあるかもしれません。

そんな場合は、仲良く遊べなくても他の犬に吠えない、攻撃的な態度を取らない、他の犬がいても平然といつも通りにしていられる、これでいいのではないでしょうか。

では以下に、それぞれのケースについてもう少し詳しく考えてみながら、特に1と2のケースに対する解決策も提案していきたいと思います。

愛犬がほかの犬に吠える

これはやっぱり困りますよね。

相手が友好的、あるいは何も攻撃的な態度を見せているわけでもなのに、自分の連れている犬が相手の犬に吠えると、なんだか申し訳ないような気になって、つい「すいません」と誤ってしまいますよね。

ましてや、犬ではなく、犬をつれていない普通に歩いている人に吠えたりすればなおさら申し訳なくなってしまいます。

この場合、犬が吠える理由には大きくわけて、2つ考えられます。

  1. 自分の縄張りだと思って攻撃的になる。
  2. 他の犬や人が怖くて吠える。

自分の縄張りだと思って攻撃的になる。

これは、いつも歩くお散歩コースや公園がその犬の縄張りだと犬が認識してしまい、そのためにその縄張りを守るために、そこにいたり、近寄ってくる犬や人に対して攻撃的な行動を犬がとってしまう場合です。

お散歩コースが毎日同じで、決まった道、公園などにしかいかない場合、犬はその毎日通り道や公園などを自分の縄張りだと認識するようになる場合があります。

特に、飼い主さんとの主従関係が飼い主さんが主としてしっかりと出来ていない犬の場合、散歩の時も犬が先導して歩くことになります。一般的にこの散歩のタイプが最も多いように思いますが。

この場合、犬が主となる主従関係になってしまっているため、犬は本能的に自分が縄張りを守らなくてはならない、という意識を自然に持ってしまいます。

また、犬によっては飼い主さんを守ろうという意識が強くなる場合もあります。

その結果、犬は他の犬に対して「吠える」という行動に出てしまいます。そして、特に犬の持っている先天的な性格が強き、気性が荒い、という場合は吠えるだけでなく、相手の犬に飛びかかる、噛むなどの攻撃的な行動に出てしまうこともあるのです。

やっぱりこれは飼い主さんにとっては困った問題で、なんとか直したい行動ですね。

他の犬や人が怖くて吠える。

「自分の縄張りだと思って攻撃的になる」犬がどちらかというと、気性が荒い、強気の性格であるのに対して、「他の犬や人が怖くて吠える」犬は、シャイである、気が弱い、という傾向の性格を持つ犬です。

言い方を変えれば、「人見知り」というか「犬見知り」という感じでしょうか。

自分に近づかれるのが怖いので、近寄らせないように威嚇する、吠える、という行動を取っているのです。

ただし、見た目は「自分の縄張りだと思って攻撃的になる」犬と同じように見えます。つまり結果として現れる行動はほぼ同じ、ということになります。

つまり、犬の先天的な性格の「気性が荒い」、と「シャイである」は、表裏一体あるいは紙一重といったところでしょうか。

これも同じく直したい行動ですね。

愛犬がほかの犬を怖がる

これは、直前の「他の犬や人が怖くて吠える」犬と根本的には同じで、性格的にはよりシャイである、より気が弱い犬の場合に取る行動です。

少しシャイだったり、気が弱いぐらいだと、まだ吠えたりもできるのですが、それがもっと極端になってくると吠えることもできない、ただただ、後ずさりしたり、その場で動かなくなって固まっておびえてしまう、というような犬です。

これも「他の犬や人が怖くて吠える」犬と表裏一体あるいは紙一重と言えるのかもしれません。

でもそうなると、もともと気性が荒い、強気の犬とも表裏一体あるいは紙一重、ということになってしまうことにもなってしまいそうですね。

ちょっと矛盾するような感じもありますが、犬の問題行動である、という観点からはそうとらえてもいいのではないでしょうか。少し無理があるかもしれませんが・・・。

いずれにせよ、吠えるにしろ、興和がるにしろ、そういう行動をとる犬は、他の犬(または人)が自分に近づくことがストレスになっていることは確かです。

特に、怖がって後ずさりする、固まって怖がってしまうという犬はそれが大きなストレスになっているでしょう。

したがって、できれば怖がらないようにしてあげたいですね。

他の犬と遊べなくても、普通でいられることが大事

ということで、他の犬に吠えたり、怖がったりする愛犬に対して、いきなり他の犬と遊べるように、無理に他の犬に血被かせようとするのは、愛犬に余計にストレスを与えることにもなりかねません。

愛犬にストレスを与えないようにするために大事なのは、まずは他の犬がいたり、近寄ってきても、平気でいられる、普通にしていられる、または無視していられることです。

つまり、このページの最初に書いた「散歩や公園でほかの犬に出会った時に」の3のケース、「他の犬が尻尾を振って近寄ってきても相手にせず無視」出来るようになればいいのです。

他の犬との接触を嫌がる犬を、無理やり他の犬に近づけるのは、愛犬にストレスを与えるだけでなく、より他の犬を避けるようにもなりかねず全くの逆効果となってしまうかもしれません。

もちろん、最終的には他の犬に近づけるようにさせていくことは必要ですが、その前にまずやるべきことがあるのです。

他の犬に対して平気でいられる犬にするために

では、「他の犬がいたり、近寄ってきても、平気でいられる、普通にしていられる、または無視していられる」犬にするためにはどうすれば良いのか、というこの問題に対する解決策について書いていきたいと思います。

まずやるべきは愛犬との主従関係と信頼関係の構築

愛犬がほかの犬を吠えたりするのは、

  • 縄張りを守る。
  • 一緒にいる飼い主を守る。
  • ほかの犬が怖い。

というような理由です。

したがって、単純に考えて愛犬がほかの犬に吠えたりしないようにするには、その逆になるようにすればいいのです。具体的には、

  • 縄張りを作らせない。
  • 飼い主を守る必要がない。
  • ほかの犬がいても怖くない。(飼い主さんと一緒だから安心)

同時に、ほかの犬が気になる、ほかの犬に意識がいってしまうから吠えたり、怖がったりするので、

  • ほかの犬に意識が行かないようにする。
  • ほかの犬がいても、常に飼い主さんに意識がいく。

ようにしてあげればいいのです。では具体的に何をすればいいのか?

そのためにまずやるべきことは、愛犬との主従関係と信頼関係を作ること、です。

愛犬との主従関係と信頼関係を作るには

ペット・トライアングルが考える、愛犬との主従関係と信頼関係を作るための最も成功率の高い方法は次の通りです。

  1. ハウス飼いをする。
  2. リーダーウォークができるようにする。
  3. 基本的なしつけが確実、即座にできるようにする。

ハウス飼いをする

具体的なしつけトレーニングは、上の2と3になるのですが、このしつけトレーニングを成功させるためには、しつけが入るまでは犬を自由にさせない、ということが重要になります。

そのために有効な飼い方がハウス飼いです。犬は縄張り意識を持つことにより、吠えるなど攻撃的な行動を本能的にするようになりやすくなります。

犬が自由にできるところ=その犬の縄張り、と犬は認識してきます。

したがって、犬が自由にできる場所を作らない=犬が縄張り意識を持たない、ということになるのです。

そのために必要な飼い方がハウス飼いなのです。基本的なしつけまで入れば、その後はハウスから出してフリーにしても、基本的には飼い主さんの指示のもとに動くという形を取らせるので、フリーになってもそこは犬の縄張りとはならなくなります。

しつけトレーニングを行うときは、ハウス飼いとを行うことでしつけトレーニングが成功する確率が格段に上がるのです。

より詳細には、本サイトの次のページを参考にしてください。

では次に基本的なしつけについて以下に書いていきます。

しつけの基本はリーダーウォーク

しつけの最も基本になり、重要になるのが、リーダーウォークです。リーダーウォークとは、犬と飼い主さんが歩くときに、犬が先導していくのではなく、犬は常に飼い主さんについて歩く、つまり飼い主さんが歩く方に犬が付いてくる、という歩き方をすることです。

犬が先導して歩くのは、犬が主導権を持っている=犬が主従関係の主となってしまっている状態です。

犬が人について歩くということは、飼い主が主導権を持っている=犬は主従関係の従の立場にいる、という状態です。

つまりリーダーウォークができるということは犬との主従関係が飼い主が主の立場、犬は従の立場で、確立されているということになります。

また、ペット・トライアングルのしつけトレーニングでリーダーウォークをトレーニングしていく過程でこの主従関係だけでなく、同時に犬との信頼関係も作っていくことができるのです。

この関係が出来てこそ、飼い主は犬に指示ができる立場に立てるのです。

リーダーウォークが出来るようになる、これがまずはとても従よなしつけの基本なのです。

具体的なリーダーウォークのトレーニング方法およびその方法で実際に僕がリーダーウォークトレーニングを行っている動画を紹介しているページへのリンクが下にありますので、参考にして下さい。

ペット・トライアングルが考える基本的なしつけとは、次の4つです。

  • オスワリ
  • マテ
  • オイデ
  • ハウス

「オスワリやマテはうちの犬もできるよ」、という飼い主さんはもしかしたらけっこう多いかもしれません。

でも本当にそうですか?

いつでも、どこでも、指示をしたら即座にできて、次の指示を出すまでその状態を保つことができますか?

フードやおやつがなくても問題なくできますか?

オスワリ、マテ、よくフードを使って教えて、フードを与えるときにやっている飼い主さんも多いと思います。でもフードを使って教えたオスワリやマテを犬がやるのは、フードを食べるための手段としてやっているだけではないでしょうか。

これは、しつけとしては逆効果になりかねません。オスワリと指示をする前に、犬が勝手に自分からオスワリをしてフードをねだっていませんか?

ペット・トライアングルでは、しつけをするときにフードやおやつは使うべきではない、と考えています。

フードが欲しいからオスワリをするのではなく、飼い主さんにオスワリという指示を出さ柄れたからオスワリをする。もっと進めば、ここはオスワリをするべきタイミングだからオスワリをする、これが本当の意味でのしつけです。

マテといったら、その状態を保つ、オイデと指示されたら、飼い主さんのところに近づく、ハウスと指示されたら即座にハウスに入る、これが基本的なしつけです。

そして、その基本的なしつけに従うのは、フードが欲しいからではなく、飼い主さんから指示されたからその行動をする、これが本来のしつけだと私たちは考えています。

これら基本的なしつけの具体的な教え方は、下記のページに書いてあるので参考にして下さい。また、実際にオスワリやマテを教えている動画も上で紹介した「リーダーウォークトレーニング動画」のリーダーウォークトレーニングの中で行っています。

オスワリが確実にできれば犬が吠えるのはやめさせられる

これら基本的なしつけである、オスワリ、マテ、オイデ、そしてハウス、この4つがいつでも、どこでも、即座に、確実に出来てれば、このページのテーマである、ほかの犬に吠えるなども含めて、ほとんどの犬の問題行動をさせないようにすることができるのです。

飼い主さんが主となる主従関係と信頼関係がしっかりと出来ていて、オスワリがいつでも、どこでも、即座に、確実に出来てれば、例えば散歩で他の犬の出会ったときに、もし犬が吠えそうになったらすぐに飼い主さんがオスワリと指示を出せば、犬は飼い主さんに意識を戻してすぐに座ります。マテと指示されれば、その状態を保ちます。すなわち、吠えないようになるのです。

そしてその時点では愛犬はしっかりとリーダーウォークが出来るようになっているはずなので、散歩しているときは常に飼い主さんに意識が行っているので、ほかの犬と出会っても意識がその犬に向かなくなるのです。

他の問題行動でも同じです。問題となる行動を犬がやろうとしたら、オスワリ、マテと指示を出せば犬は問題行動はせずに、指示通りにオスワリをしてその状態を維持するはずです。

これが出来ていれば、室内をフリーにさせるようにしても何か犬が問題行動をしそうになった時には、同様に止めさせることができる、つまり室内でフリーの状態でも犬は自分の自由に出来るわけではない、つまり縄張りとはならないのです。

基本的なしつけが入った段階でほかの犬に慣らせていく

リーダーウォークと基本的なしつけが確実に出来るようになったら、ほかの犬に意識が行きにくくなるので、吠えたりもしなくなってきます。同時に、飼い主さんに対する信頼感も強力になっているので、飼い主さんが一緒にいれば安心できる、飼い主さんが自分を守ってくれる、という意識になってくるので、怖がりの犬も怖がりにくくなってきます。

それでもまだほかの犬に対しての対抗意識や恐怖感は残っているので、この段階でそれを少しづつ解消していくトレーニングを行っていきます。

これは犬と飼い主さんとの主従関係と信頼関係が出来ていることが大前提であり、それが出来ていない段階でいきなりこれをやると、逆効果になりかねません。

具体的な方法は次の通りです。

  1. ほかの犬がいそうな公園などへ愛犬連れていく。
  2. 最初は、いきなり近づかずに距離を取ったところで愛犬の様子を見る。
  3. 愛犬がほかの犬を意識したところで、オスワリ、マテと指示を出し意識をほかの犬から飼い主に向けさせる。
  4. 意識が飼い主に向いたら、しっかりと犬にやさしく声をかけながら体を撫でてあげる具体的には3~5分ぐらい撫でてあげる。
  5. それによって愛犬がほかの犬の存在を意識したことによる恐怖心やストレスを解消してあげる。
  6. これを繰り返しながら、徐々にほかの犬との距離を縮めていく。
  7. 最終的にはすぐ前にほかの犬がいる状態まで縮めていくのが目標となる。

このように、少しづつほかの犬がいても平気でいられる距離を縮めて、最終的にはほかの犬がすぐそばに来ても平気でいられるようにしてけば、ほかの犬と仲良く遊べなくても何の問題もないはずです。

リーダーウォーク、基本的なしつけ、そしてこのほかの犬に慣れさせていくトレーニングもすべて決して難しいことではありません。犬は教えれば確実にそれを覚えていきます。これらのトレーニングが成功するか否かは、すべて飼い主さんがこれらの単純で簡単なトレーニングを忍耐強く、繰り返し行えるかどうか、それだけにかかっているのです。

愛犬の性格が少しぐらい荒くても、逆にとてもシャイでも、飼い主さんの努力によって、それを改善することは確実に出来るはずです。もしそれが出来ない時は、うちの犬は出来ない、ではなく、飼い主さんが教えられない、なのです。

とお説教じみたことを書いてしまい、申し訳ありません。

愛犬がほかの犬と仲良く遊べなくても、何の問題はないのです。ただ、ほかの犬がいても普通にしていられればそれでいいのではないでしょうか。

犬によっては、それを続けることによって、ほかの犬との接触もより友好的になるかもしれません。

▼ドッグトレーナーが選んだ目的別犬のしつけ教材ベスト3!

  1. しつけだけではない、犬を飼うに際して必要なことなど、全ての犬の飼い主さんに見てほしい⇒「イヌバーシティ」
  2. 早く確実にしつけをしたい方には、「ダメ犬しつけ王選手権全種目1位」の⇒「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」
  3. 愛犬の、「噛む」、「うなる」、「吠える」、でお困りの方には⇒噛み犬のしつけに重点的に取り組んできたカリスマトレーナーのしつけ法

amazonの売れ筋ランキング
犬用品ドッグフードトイレシートお出かけ用品

[PR]☆ワンちゃんがとけちゃうドッグマッサージ最新副業支援ツールtop10

▼サイトコンテンツ