女王陛下の最後のコーギーが天国へ

最近、イギリスのエリザベス女王が飼われていた最後のコーギーが亡くなった、というニュースが伝わってきました。

エリザベス女王のコーギーに対する愛情は並外れたものであったようです。

コーギーには、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークとウェルシュ・コーギー・カーディガンという2種類にコーギーがいますが、エリザベス女王が飼われいたのはウェルシュ・コーギー・ペンブロークです。日本でもコーギーと言えば、一般的にはウェルシュ・コーギー・ペンブロークのことを指しているかと思います。

エリザベス女王とコーギーの出会いは、エリザベス女王が18歳の誕生日のことだったそうで、父親であるジョージ6世から誕生日のプレゼントとしてコーギーが送られることから始まりました。そのコーギーは「スーザン」という名前だったそうです。

その後、エリザベス女王の歴史は常にコーギーとともにあったようです。フィリップ殿下とご結婚されたときの新婚旅行にも、この「スーザン」も一緒だったとのことなので、その溺愛ぶりは相当なものだったのでしょう。

その後、スーザンを一番の源として、エリザベス女王はコーギーのブリーディングを始めたとのことで、この度亡くなった最後のコーギー、名前は「ウィロー」もうすぐ15歳という年齢だったというのですが、この「ウィロー」はスーザンから14代目に当たるコーギーということです。

長くコーギーのブリーダーとしても活動してこられたエリザベス女王ですが、そのコーギーのブリーディングはすでに止めているとのことでその理由は、自分が死ぬ時にどの子も置いていきたくない、という理由だったそうです。

そういう意味では、その目的は果たした、と言えるのでしょうか。

でもエリザベス女王が生まれたのは1926年4月21日ということで、現在92歳ということになります。

18歳から飼い始めて70年以上も一緒に暮らしてきたスーザンの血を引くロイヤルコーギーの血が絶えたこともあるでしょう、エリザベス女王もかなり気落ちされているようです。

エリザベス女王と言えども、思い入れが強かっただけに、それを失った悲しみは大きいのでしょうね。

ただし、エリザベス女王の元にはまだ犬はいるそうです。ダックスフンドとコーギーのミックスで、「ドーギー」という犬種名(?)ということですが、この「ドーギー」が2頭いるということで、名前は「ヴァルカン」と「キャンディ」というそうです。

コーギーはどんな犬?

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは日本でも人気の犬種なので、知らない人を探す方が難しいかもしれませんね。

JKCの2017年の登録数で見ると、登録数では11位、5,283頭のウェルシュ・コーギー・ペンブロークが登録されています。

ベスト10にはひとつ及ばなかったようですが、人気犬種であることには町がありません。

ちなみに、もう一つのコーギーである、ウェルシュ・コーギー・カーディガンは、というと登録数の順位は75位、登録数は56頭ということで登録数ではウェルシュ・コーギー・ペンブロークの1/100近くという圧倒的な差がついています。

したがって、日本でコーギーと言えば、普通はウェルシュ・コーギー・ペンブロークということが行っていいでしょう。

では、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークとウェルシュ・コーギー・カーディガンは何が違うのか、これについては、「コーギーはどんな犬?」のページをご覧いただくと詳しく書いていますが、現在の2犬種を比べた時の違いは、尻尾があるか、ないか、の違い、と言ってもいいと思います。

もともとは全く違う犬種と言われていましたが、一時期、この2犬種は同一犬種とみなされ交雑が行われていました。したがって、現在見た目の違いはほとんどなく、尻尾があるかないか、が見分ける大きなポイントとなっています。

でも、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの尻尾は生まれつきないわけではなく、生まれてからすぐに断尾されるのです。

ということは、実質的にウェルシュ・コーギー・ペンブロークとウェルシュ・コーギー・カーディガンは断尾をするかしないか、ということになる、と言ってもいいのでしょうか。

このコーギー、一般的にはおとなしくいのですが、稀にとても危ないコーギーもいます。

しつけは入りやすく、飼い方としつけさえ適切に行えば、飼い易い犬だと思います。

なにせ、イギリス王室で長年飼われていた犬種ですからね。

でも、気を付けるようになってしまったコーギーはその噛み方は半端ではないので、適切な飼い方、しつけ方が大事な犬種です。

その他にもイギリス王室に愛された犬はたくさんいる

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

イギリス王室は伝統的に犬とかかわりが深いようです。

名前にイギリス王室の名前がついている犬種もありますからね。

それは、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルです。

キング・チャールズとは、17世紀のイングランド王チャールズ1世・チャールズ2世のことで、このチャールズ1世・2世が溺愛したのが当時の小型のスパニエルから短頭種の影響を受けたキング・チャールズ・スパニエルという犬種が作られます。

その後、19世紀にはいって、チャールズ2世の時代の絵画を見たアメリカ人がその絵に近い見た目の犬を懸賞をかけてキング・チャールズ・スパニエルをもとにブリーダーたちに作らせて出来たのが、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルです。

キャバリアは”中世の騎士”という意味で、勇敢で力強い犬種の復活を願い、キング・チャールズ・スパニエルという名前の前に付けられて、この名前になったそうです。

マルチーズ

マルチーズはヴィクトリア女王に愛された犬として有名な犬種です。

そして多くの王族貴族にも抱き犬として人気の犬種だったようです。

抱き犬というくらいですから、おとなしく落ち着いたイメージがあるかもしれませんね。

もちろん今でもそんな抱き犬にぴったりというマルチーズもいるかもしれません。

でも、マルチーズはけっこう陽気で活発な子も多い犬種です。

かわいいだけに甘やかされて育ってしまうマルチーズも少なくないようで、そんなマルチーズの中にはけっこう我儘な、ちょっと危ない子もいます。

でも、やっぱりマルチーズは、見た目の通り可愛く、抱き犬としてふさわしい犬に育ててあげたい犬種ですね。

このように、イギリス王室に愛された犬たちも、今は日本で普通に飼うことが出来るのですね。

でも、そういう歴史を知ってからまたその犬種を見ると、また違ったイメージで見られかもしれませんね。

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