人間が食べられものは必ずしも犬に与えられるとは限らない
ネットで犬のフードについて調べていると、「人間が食べられないようなペットフードをなんで犬に食べさせられるのか」、的な内容をよく見かける。
確かに一理あるように思う。
でも、よく考えていくと、そうなのかな、とも思えてくる。
人間と犬は家族として一緒に生活していても、やはり人間と犬は違う。人間と同じものでも犬は問題なく食べられるものもたくさんあるだろう。
でも、基本的に、人間に適した食べ物と、犬に適した食べ物は違うのではないだろうか。
犬が人間と同じものを食べていたら、すぐに犬は健康問題が起こり、寿命が縮まってしまうのは間違いないだろう。
へたをすると、犬にとっては毒となる人間の食べ物もある。
有名なところでは、玉ねぎ、チョコレート、レーズンなど。(参考:犬の禁止食)
これらは、犬の生死にかかわる問題を引き起こす可能性があるのは間違いない。
でも、必ずしもすべての犬がそうだとも限らないのがやっかいなところである。
その結果、犬は玉ねぎを食べても大丈夫、なんて平気で書いているものもある。
確かに、大丈夫な犬もいる。
でも、確実にダメな犬がいるのも確かなのである。
そして、あえてそんなリスクのある食べ物を犬に与える必要があるのか、ということである。
少し、本筋と離れてしまったが、要するに「人間が食べられるもの=犬が食べられるもの」ではない、ということである。
人間が食べられるものとは何なのか?
さて、冒頭で書いた「人間が食べられないようなペットフードをなんで犬に食べさせられるのか」というのは、上に書いたようなこととは少し違うのはわかっている。
これを言い換えれば、「人間が食べても問題ないドッグフードを犬に与えるべき」ということだろう。
でも、ここでまた疑問がある。
それは、「人間が食べられるもの」とは何なのか、ということである。
人間と一口に言っても、いろいろな人種、地域や環境が全く違うところに住んでいる人間がたくさんいる。
つまり、同じ人間でも、国によって、地域によって、国の状態によって、人間が食べられるものの範囲は、大きく変わってくるのではないだろうか。
地球上には、満足に食事を出来ない、飢餓で苦しんでいる人がいる地域はまだまだたくさんある。
そういったところでは、日本人が食べられない、というようなものでも、大切な食べ物として扱われていることだろう。
日本人のほとんどは、芋虫をたべものとは思わないだろう。
でも、世界には芋虫が大事な栄養源となる食べ物だ、というところもある。
日本でも、イナゴを食べる地方がある。
でも、僕はイナゴを食べ物だとは思っていない。
また、海外に行けば、現地の人が食べても問題なくても、日本人が旅行で行って食べるとほとんどの人がおなかを壊してしまう、なんてこともある。
同じ人間でも、国によって、地域によって、環境によって、食べられるものは違うのである。
ましてや人間と犬は、体のつくり、構造など全く違う。
だからこそ、人間には問題なくても犬には大きな危険がある食べ物がある。同時に、その逆、犬が食べても問題ないけど、人間が食べると問題がある食べ物もあるだろう。
例えば、野生の肉食動物は、獲った獲物を肉だけでなく、内臓なども含めて食べる。それによって、獲物である草食動物が食べた植物に含まれる栄養を摂るのである。
でも、人間が食用とするのはいわゆる肉の部分がメインである。でもホルモンなどもあるか・・・。
つまり、食用とする動物の肉だけでなく、内臓や骨も一緒にさらたドッグフードであっても、基本的には問題ないのではないだろうか、ということが言いたいのだが・・・。
自分が食べられるものを犬にも与えたい気持ちはよくわかる
犬に与えるフード=人間も食べられるもの、では必ずしもない、というのは前述の通りだし、ほとんどの犬の飼い主もわかっているものと思う。
でも、愛犬に与えるフードは、自分でも食べられるものにしたい、という気持ちはわかる。
だから、決してそれを否定するつもりはない。むしろ、それが理想的なのかもしれない。
それは、人間というより日本人が食べても健康に全く害のないことが保証されているようなフードを愛犬には与えたい。
言い換えれば、たとえ犬に害がないとしても、本来人間がたべるべきものではないようなものが入っているフードを愛犬には与えたくない、ということかもしれない。
あるいは、自分が食べてまずいようなものを愛犬に与えたくない、ということもあるだろうか。
その気持ちはわかるし、それが間違いだとも思わない。
ただ、人間が食べられないから犬に与えるべきではない、という考え方に少し違和感を感じるのである。
つまり、市販のドッグフードを人間が食べられるかどうかは、必ずしも重要ではないと思うのである。
人間の食も、100%確実に安全なものを食べ続けられるのか?
確かに大量に体に入れると問題をおこす可能性のある成分を含んでいるペットフード、ドッグフードもあるかもしれない。
でも、それを言ったら人間の食べるものでも同じようなものはあるのではないだろうか。
人間だって、100%安全で信頼できる食べ物を探すのは簡単ではなく、たとえ探せたとしても、その食べ物だけを生涯食べ続けるのは一般庶民には難しいだろう。
もちろん、それが理想であり、そうあるべきなのかもしれないが…。
でも、現実的にそんな食べ物はほとんどないのではないだろうか。
例えば、多くの日本人が大好きで健康食品の代表ともいえれ納豆。
体にいい食べ物の代表みたいな納豆も、食べ過ぎると健康を害してしまうことがあるようだ。
カロリーが高い上に、納豆に含まれるセレンという物質やプリン体によって、脱毛、下痢、また痛風になるリスクが高くなるのである。
どんな健康食品にも、適量がある。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」というのは、食べるものにも当てはまるのである。
また、たとえ適量だとしても、納豆だけ食べればよい、というわけではない。他の栄養素を含む食品も併せてバランスよい食材をいろいろと食べることが必要だ。
もし、毎日これだけで毎日食べても大丈夫という食品があるとしたら、例えばカロリーメイトのように、栄養バランスを適切に調節された加工食品ではないだろうか。
これも食べ過ぎればカロリーの摂りすぎになってしまうだろうが、適量であれば必要な栄養素を効率よく取れるし、毎日食べても健康に害はなく、それだけ食べていても、最低限必要な栄養素は取れるのではないだろうか。
でも、これだけを毎日食べていたら、飽きてしまうのは確かだけど・・・。人間は贅沢だからね。
これを犬の食事に置き換えれると、必要な栄養素をすべて含んでいるのが総合栄養食と言われるドッグフードである。
実績ある市販ドッグフードは問題ない
総合栄養食に区分されるドッグフードには、犬が1日に摂取すべき栄養素が必ず含まれているはずです。(参考:ペットフードの種類)
従って、この総合栄養食として販売されているドッグフードであれば、基本的に毎日それだけを適量与えていれば、犬に健康面での問題はないのである。(ただし、アレルギーのある犬、また特定の原因物は不明でもその個別の犬に合わないドッグフードはある。(参考:その犬だけに合わないドッグフードもある!)
特に販売実績が長く、トラブルの発生のないドッグフードであれば、たとえ、ホームセンターの格安ドッグフードでも健康面での心配はほとんどの場合、する必要はないだろう。
つまり主要なメーカーのペットフード、ドッグフードは愛犬に与えても問題はないと判断してよいと思っている。
現在、先進国では、粗悪な品質の商品の発覚が、その会社の売上のみならず、会社の存続の危機にもなり得ることは、周知の事実である。
もちろん、ペットフードメーカーもそれを踏まえて商品を開発、販売していると信じている。
そのドッグフードを人間が食べられるかどうか、というのはあえて、ドッグフードを選ぶ際の判断材料とする必要はない、というか、そんなこと自体を考える必要はないのでは、と思うのだが・・・。
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