犬のしつけはフードがなくても簡単にできる

ペット・トライアングルでは犬のしつけでフードを使わないことを強く推奨しています。

そして、実際フードを使わずに簡単に犬との強い主従関係と信頼関係でのしつけは出来るし、実際に行っています。

あらためてまた同じことを書くのもな、と思いましたが、最近、ヤフーを見ていたらある記事で「犬のしつけにフードを使う理由」なる言葉が目に入り、なんか公の記事で誤ったメッセージを全国の飼い主さんに伝えているようで気になり、あえてまたこの記事を書いてみました。

まぁ、このサイトで僕がこれを書いたからと言って、ヤフーニュースの記事のような影響力は全くありません。焼け石に水であることは承知の上ですが、それでもやはり、義を見てせざるは勇無きなり、的な思いもあるのであえて書いておきたいと思います。

ただし、ケンカを売るようなつもりは全くありません。例え売ったとしても相手にもなれないでしょうからね。ただ、僕の中では、出来るだけ多くの飼い主さんにフードを使わないしつけをしてほしい、という思いがあります。それに僕たちはフードを使ったしつけには危険性もあると思っています。

だから、その主張をしておきたいと思ったのです。いわば一方的なディベートのようなものです。当然、フードを上使うしつけをしているドッグトレーナーにはもっとその理由もあるでしょうから。でも、もし僕らの主張を聞いてもらえるなら、できるだけ多くの方に聞いていただき、そのうえでしつけにフードを使うべきか、使うべきではないのか、判断してほしいと思います。

さて、僕が気になった記事には「犬にとって価値のあるもの(フード)を与えないと、犬は指示に従う理由がないため、なかなか指示する行動を覚えてくれない」というようなニュアンスのことが書いてありました。

要するに、オスワリを教えるときに、フード(犬にとって価値のあるもの)を与えないと、いくらオスワリを教えようとしても、犬は何も得られないので、犬には指示に従う理由がない。だから犬にフードなしでオスワリを教えようとしても、犬はオスワリができるようにならない、ということです。

しかもフードを使わないとうまくいかないから、強く叱ったり、叩いたりしなければならない。そうなると犬との信頼関係は作れないからダメだ、という理論のようです。

これは、犬のしつけなんて全くしたことがない人が聞けば、なるほどそうか、とつい思ってしまいそうですよね。

でも実は、現実は違うというか、全く逆である、ということを知ってほしいと思うのです。

さらにフードを使う犬のしつけ方法の危険性についても知ってほしいと思います

犬のしつけはこのサイトの動画を見てもらえばわかるように、フードなんか使わなくても簡単に出来るのです。

しかも、フードなしのしつけの場合、犬はべったりとしつけをする人を慕うようになってくるのです。

フードを使ったしつけでは犬との信頼関係は作れません

犬がフードが欲しいがためにオスワリをするようになる、その時、教える人間を犬は信頼するでしょうか。ましてや主従関係の主として認識してくれるでしょうか?

そんなことは絶対にないことはよく考えればわかると思います。

オスワリをすればフードがもらえるからと言って、フードをくれる人を信頼することはないですよね。オスワリするのは単にフードをもらうためですからね。

そしてフードをくれる人はたんなるフードをくれる人でしかありません。また逆に犬の取ってはフードをゲットする手段としてオスワリという手段を覚えたことになってしまいます。

言い換えれば、犬はオスワリをすればフードをゲットできる、主従関係という観点から言えば、フードをくれる人は犬にとっては従と認識されることになります。

従って、フードを使ったしつけで犬が意識するのは教えている人ではなく、もらえるフードだけです。犬にとって意識するのはフードをゲットすることだけです。

こんな時によく教えている人がやるのが、フードを自分の顔の前に持ってきて犬がフードを目で追っていくと、自然に持っている人の顔の方を向くことになるので、「アイコンタクトできてるでしょ?」ということです。でもこれは、アイコンタクトではなく、ただ犬がフードを目で追っているだけですよね。

フードで犬をオスワリさせるようにすることは出来ます。でもそこには人間と犬との信頼関係は全くありません。作れません。犬はただ単にフードがほしいからオスワリするだけですからね。

フードを使ったしつけでは、犬との信頼関係はもちろん、ましてや教える人間が主となる主従関係を作ることは不可能なのです。

そして単に信頼関係が作れないだけではなく、むしろ犬を扱いにくくしてしまう可能性もあるのです。

フードを使ったしつけは、犬を凶暴化してしまう可能性があるのです

フードを使ってオスワリを教えられた犬がよく取る行動として、フードの気配を感じただけで、指示もしないのに勝手に犬がオスワリをしてフードをねだってくることがあります。

これは犬が逆にフードを早く出せ、と言っていると言ってもいいでしょう。つまり、犬が飼い主に指示をしていることになるのです。なぜか、この場合、飼い主は犬にフードを与えてくれる従の存在と認識されてしまうからです。

従って、そこでなかなかフードをもらえなければ、犬の気質によっては吠えたり、威嚇するような行動をとる可能性もあります。その結果、飼い主は犬に脅されてフードを与えざるを得なくなる場合もあるのです。

そして、その行動でフードをもらえると知った犬は、ますますその行動をエスカレートさせていくでしょう。

食べるという行為は、動物にとってもっても本能的な行為です。

しかし、家庭犬のしつけでもっとも重要なことは、出来る限り犬の本能となる部分を刺激しないこと、本能的な行動をさせないようにすることです。(警察犬など犬の本能を利用して犬を使う場合は全く別です。)

でもフードを使ってしつけをすれば、そのもっとも基本となる犬の本能的な部分を刺激してしまうことになるのです。

オスワリをフードを使って教えれば、犬にとってのオスワリはフードを得るための手段として覚えます。つまりそれは野生の肉食動物がほかの動物を襲うことと同じような意識レベルでの行動となってしまうのです。

フードによって本能を刺激された犬は、狩猟本能、攻撃本能、守衛本能などを強く持つようになり、その結果吠えやすくなる、また犬によっては攻撃的な行動をとりやすくなってしまう可能性があり、実際にそうなってしまう犬もいるのです。

つまりしつけでフードを使うと、単に犬との信頼関係、人間が主となる主従関係が作れないだけでなく、犬を攻撃的な、扱いにくい犬にしてしまう可能性があるのです。

フードなしの犬のしつけは簡単で強い信頼関係と主従関係が作れます

でもフードなしではしつけが出来ないんじゃないか、出来たとしてもとても難しいんじゃないか、と思う方もいるかもしれません。

そんなことはないんです。

実際にこのサイトの動画を見てもらえばわかりますが、リーダーウォーク、いわゆる脚側と言われる犬が人の横について歩くようになることですが、これはほとんどの犬は1日20~30分のトレーニングで早ければその20分の間で、遅くてもほとんどは2~3日で出来るようになるのです。

そして1週間、長くても2週間あれば、オスワリ、初歩的なマテ、オイデ、そしてハウスは出来るようになってきます。

決して無理をするわけではありません。トレーニング時間は1日20~30分だけです。犬を叱ったり、叩いたりすることもありません。

小型のチワワやトイプードルなどの愛玩犬から、ボーダーコリーや大型のラブラドルレトリバーやゴールデンレトリバー、そしてジャーマンシェパードなどもすべて同じフードは一切使わないしつけトレーニング方法で、強い犬との信頼関係と人が主となる主従関係が作れるのです。

具体的な方法は、このサイトの「犬のしつけ方」をご覧ください。また、ペット・トライアングルが一押しで推奨している「森田式犬のしつけDVD」も基本的には全く同じ、というか僕も最後はこの森田さんのしつけ方法を参考にペット・トライアングルのしつけ方法を確立してきました。

フードなしのしつけ方法で犬は飼い主さんにべったり慕うようになる

フードを使ったしつけでは犬にとって飼い主は単にフードをくれる人になってしまいます。

しかしフードを使わないしつけでは、犬は教える飼い主にべったりとくっついて慕うようになってきます。犬が飼い主を頼れる存在、自分を守ってくれる存在として認識してくれるようになるからです。

それも、実際に動画を見ていただければわかると思います。

犬はフードなしでしっかりとしつけられます。

そして、フードを使ったしつけ方法の危険性について知ってほしいと思います。

ペット・トライアングルの犬のしつけトレーニング動画

▼犬のトレーニング動画

  1. 家庭犬トレーニングでこう変わる
  2. リーダーウォークトレーニング動画

▼2週間のトレーニング全動画公開中

  1. トイプードル レッド 2週間のしつけトレーニング動画 例1(1歳半の男の子)
  2. トイプードル レッド 2週間のしつけトレーニング動画 例2(3歳の女の子)
  3. ボーダーコリー4か月 しつけトレーニング 2週間の動画
  4. ホワイトシェパード しつけトレーニング 2週間の動画

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▼サイトコンテンツ

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