ブリーダーは一般的に特定のドッグフードブランドを使っている
ペットフードのコマーシャルなどでよく聞くのがブリーダー推奨、獣医師推奨などというキャッチフレーズだ。
犬のプロであるブリーダーが使うフードなら安心、安全だろうと、思う効果を狙っているのだろうし、それは間違いではないだろう。
では実際、ブリーダーはどのような銘柄のドッグフードブランドを使用しているのだろうか。
ブリーダーは一般的な個人の飼い主と違い、たくさんの犬を飼育しているので、ドッグフードの消費量も半端ではない。
それなりにまとまった量のドッグフードを必要とする。
従って、ドッグフードにかかるコストもブリーダーの必要経費の大きな項目となるのである。
従って、ドッグフードのコストを下げることもブリーダーにとってはある意味ではとても重要なことであるのだ。
しかし、そうは言っても犬の健康も考慮するので、ホームセンターなどで売られている格安のドッグフードを使うブリーダーは少ない。
格安ドッグフードに問題があるとは思わないが、まいめなブリーダーは、やはり実績あるブランドのドッグフードを選んでいることが多い。
実際、交配する犬は常に健康を維持させる必要があり、また生まれた子犬も元気に丈夫に育ってもらうことがブリーダーにとってはとても重要である。
従って、ドッグフードの品質、犬に与える影響も考慮しながらコストも考え、自分の犬に与えるドッグフードを選ぶのである。
そして選んだドッグフードは基本的にはあまり変えることはないようだ。
そのブリーダーの犬がいつも健康で元気で、生まれた子犬もいつも元気に育っていれば、そのブリーダーが選んでいるドッグフードブランドは、信頼性も高いと考るのは当然だし、それは間違いではないだろう。
ブリーダーに選んでもらうとドッグフード販売会社にも大きなメリットがある
ドッグフードの販売会社としてもブリーダーに自分の販売しているドッグフードブランドを使ってもらうと大きなメリットがある。
ブリーダーは大量にドッグフードを消費してくれるため、安定した売り上げが期待できる、ということはもちろんだ。
しかし、それだけではないのである。
通常、ブリーダーは子犬を引き渡すときに、少なくともしばらくはそのブリーダーが与えていたドッグフードブランドを与えるようにアドバイスする。
いきなりドッグフードを違うものにすると、子犬の便の状態が悪くなる場合があるからだ。
そのため、子犬を引き取った方もまたそのブランドのドッグフードを購入することになる。
つまり、そのドッグフードブランドの普及にも役立つ、ということになるのだ。
そのため、ブリーダーのところにはいろいろなドッグフード販売会社から売り込みがあるのだ。
ドッグフード販売会社は自分のところのドッグフードをブリーダーに使ってもらうために、一般的に売られている価格よりもかなり割安に、ブリーダー価格というものを設定している。
その代わりに、その割安なブリーダー価格で購入されたドッグフードをブリーダーが再度販売することは禁止することを条件にしているのだ。
どんなドッグフードブランドが多く使われているのか
では、具体的にはどんなドッグフードブランドが使われているのか。
もちろん、世の中にはブリーダーはたくさんいるので、全てのブリーダーがこうだとは言いきれるわけではない。
従って、僕が知っている限りでは、という条件が付くことをご了承を。
でも、僕らが付き合っているブリーダーは、みんな真剣に犬と向き合っているブリーダーである。
一般的に多いのは次の3つのブランドだ。
3つとも海外のブランドだが、ペットフードの老舗と言ってもドッグフードブランドである。
僕たちがお付き合いしていたブリーダーでは、この3つのブランドのいずれかを使っているブリーダーが多かった。
もちろん、そのブリーダーたちの犬はみんな元気で、子犬も元気に育っていたので、ドッグフードに関しての問題はまったく問題ないことは確かである。
従って、そのブリーダーから子犬を新たな飼い主さんにお迎えいただくときも、そのブリーダーが使用していたドッグフードを継続して与えてもらうのが基本となるのだ。
やはりドッグフードブランドとしての歴史が長いブランドは、それなりの信頼性があると思う。
では、ブリーダーに使われていたのが、この3つのブランドだけか、というともちろん、そうではない。
どちらかというと中型犬、大型犬はほとんどこの3つのブランドだったのだが、小型の愛玩犬を主体にしているブリーダーは、他のドッグフードブランドを使っているところもあった。
上に名前を出したブランドのドッグフードが特別良いということもないと思うが、少なくとも長期に犬に与えても特に問題はないことは確かである。
もちろんそれ以外のブランドも現在市販されているものは、大きな問題はまずないと思っている。(参考:ドッグフードをどう選ぶか?)
「ペットフード安全法の元素上限値について」という記事で紹介したような、犬に生涯与え続けた場合の体内の微量蓄積元素などの研究が進めば、その観点からの良し悪しは今後出てくる可能性はないとは言えない。
しかし、少なくとも2009年以降、ペットフード安全法が施行されて以降は一般的に継続して販売されているブランドであれば、これを与えたらだめだ、というドッグフードブランドはないと考えてよいだろう、と思っている。
どのペットフードメーカーも、一度何か品質的な問題が発生すると、そのブランドのイメージは大きく傷つき、会社自体の存続にもかかわってくるということは、よく理解しているであろう。
ましてや日本企業が作っているドッグフードは、安全性という観点では信頼性は高いと信じているが・・・。
でも日本の人間用の食品メーカーでも、缶詰に虫が入っていたなどのニュースが時々聞こえて来るようなので・・・。
それでもやはり国産ブランド、そして海外でも老舗ブランド、販売年数の長いブランドはどのブランドも安全に関して大きなリスクはないと考えてよいのではないだろうか。
問題は、そのドッグフードが愛犬に合うかどうか
ドッグフードに関しては、一般的には上記のようにどのブランドでも問題ない、と言えると思う。ただし、特定のブランドが、ある犬に合わない場合もある。(参考:その犬だけに合わないドッグフードもある!)
強いアレルギーとはいかないまでも、そのドッグフードだとお腹が緩くなりやすい、など。
逆に、このブランドのドッグフードはうちの愛犬に合うみたい、ということもあるだろう。
ドッグフードのブランドを変えたら、愛犬の毛艶がとてもよくなったなど。
これはブリーダーから子犬を迎えて、ブリーダーから指定されたドッグフードブランドを使っている場合でもあることだ。
他の犬には全く問題なくても、その犬だけには合わない、ということがあるのだ。
でも、その点だけ気を付ければ、一般的にはブリーダーが使っているドッグフードブランドは無難な選択と考えていいのではないだろうか。
ただし、例えブリーダーから指定されたドッグフードブランドがあったとしても、より愛犬に合うドッグフードブランドを見つけるために、定期的に愛犬に与えるドッグフードブランドを変えてみるのも良いと思う。
犬はドッグフードを選べないので、飼い主が犬の状態を見ながら、その犬により合うドッグフードを選んであげてほしいと思うのである。
ブリーダーが使っているドッグフードブランドはあくまでも参考でしかない。
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