犬のしつけとは、愛犬を誰からも愛される犬に育てること

ジャーマンシェパードとジャックラッセルテリア

犬をしつける必要なんてない、と思っている飼い主さんはあんまりいないと信じてますが、犬のしつけの重要性は飼い主さんによって違うかもしれません。

でも、愛犬を誰からも愛される犬に育てようとするのであれば、愛犬のしつけはとても重要です。

犬のしつけ自体は決して難しい物ではありません。飼い主さんがしっかりと犬をしつける心構えさえ持っていれば。

愛犬を誰からも愛される犬にしたい、その思いがあれば、自然に愛犬のしつけに取り組もうという気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。

ユミカ

犬を飼ったらしっかりしつけないと飼い主さんが大変だからね。

マコト

もちろんそうだね。でも、もうひとつ大切な目的があるよ。


ユミカ

もうひとつ、ってなぁに?


マコト

かわいい愛犬を、まわりの誰からも愛される犬にすることだよ。


ユミカ

あぁ~。確かにそうね。自分が飼っている犬が、近所に人や散歩出会う人、周りのいろいろな人から嫌われたら私も嫌だし、犬も可哀想ね。


マコト

だから、そのためにも、犬のしつけは大切なんだ。人間の子供は、家庭でもいろいろと教えるけど、学校へ行ったり、自分で本を読んだり、勉強することもできるよね。でも犬はどうだろう?


ユミカ

もちろん学校なんていけないから飼い主さんがいろいろなことを教えるしかないわね。でも、自分で覚えるってことはできるのかな?


マコト

そうだね。自分で考えて覚える能力は犬にも十分あるね。でももし、飼い主さんが何も教えないで、犬が自分で覚えるとしたらどうなるだろう。成長するにつれて本能的な行動をし始めて、自分がリーダーになるためにはどうするか、という方向性で覚えていくんじゃないかな。そうなると、飼い主さんにとっては、とっても扱い難い犬になってしまうかもしれないし、そうなったら、周りの人から愛される犬になんて、とてもじゃないけどなれないだろうね。


ユミカ

ってことは、やっぱり飼い主さんがしっかりと教えることが大切なのね。


マコト

そうなんだ。それが犬のしつけということだね。そしてその犬のしつけがうまくいくかどうかの重要なポイントが、飼い主さんがどういう心構えで犬をしつけるか、ということだと思うんだ。

周囲の人に迷惑をかけないように犬を行動させる

犬を飼うときには、飼い主さんおよびそのご家族だけでなく、周りの人たちにも、自分の犬が迷惑をかけないようにすることが必要です。

そのためには最低限、飼主さんが犬に指示を出したら、すぐに、そして確実に犬がそれに従うようにすることが必要となります。

そして欲を言えば、飼い主さんに指示をされなくても、まわりに迷惑をかけないような行動を犬に自然にさせるようにする。

それが理想的なしつけだと思います。

でもそこまで出来なくても、犬に指示をしたら犬は即座に確実にその指示に従う行動をする、これだけも十分です。

そしてその指示も基本的なことだけでいいんです。

スワレ、マテ、ハウス、そして最も基本となるリーダーウォーク、犬が人に従って動く、これだけでも十分なのです。

これだけでも、確実に躾けられれば、犬との生活で困ることはほとんどなくなり、誰から愛される犬にすることが出来るのです。

愛犬を絶対に誰からも愛される犬に育てる、その強い気持ち、心構えさえあれば、犬のしつけは決して難しいものではありません。

ユミカ

愛犬を絶対に誰からも愛される犬に育てる、その気持ちがしつけを成功させるポイントなのね。

マコト

そして、教えるのはリーダーウォーク、スワレ、マテ、ハウス、これだけでも、十分なんだ。犬をしつける強い心構えさえあれば、簡単なんだよ。


ユミカ

確かにそれだけでいいんであれば、簡単そうね。犬のしつけ方は、いろんなDVDや本があるから、その心構えをもってやればいいのね。でも、心構えがあっても、こんなにいろいろなしつけ方のDVDや本があったら、どれを選ぶか迷いそうね。


マコト

そうかもしれないね。でも、犬との信頼関係と愛情でしつける、という気持ちで選ぶと、そのしつけ方法も限られてくるんだよ。

犬のしつけ方法はいろいろあるけど、どれも正しく、かつどれも絶対的なベストではない

現在、犬の飼い方やしつけ方に関するDVDや本はたくさんあります。

全てがお勧めできる内容とは限らないかもしれませんが、基本的に、実績のある方が書いたものであれば、どんな方法でも、おそらく、書いてある通りに100%できれば、結果もDVDや本に書いてあるようになることが期待できると思います。(ただ、実際には100%書いてあるとおりにやることが、ほとんどの場合一般の方には難しいと思われますが・・・。)

つまり、犬の飼い方・しつけ方には、いろいろな方法があるのです。

そしてそのどれもがある意味では正解だと思うのです。

でも、同時にどれも100%確実なな方法ではない、とも言えるのです。

どの方法も、こういう方法で犬を訓練したり、しつけたら、犬はこうなったよ、という実績を示したものだと思うのです。

つまり、「私はこういう方法でしつけたら、こんなに良い犬になりました。」という結果をもとに、いろいろな方が、いろいろな方法を提唱しているのが現状であり、そのどれもが結果的に正解だといえるのかもしれません。ただし、それがどんな犬にも、誰がやっても同じように出来るとは限らないのです。

そして、もうひとつしつけ方を選ぶポイントがあります。

結果的に犬が飼い主の言うことを聞いているように見えても、犬がなぜ言うことを聞いているのか、そこが問題なんです。

ユミカ

犬のしつけ方でよく見たり聞いたりするのは、何か出来たらおやつやフードをあげる、っていうのがあるけど、やっぱりそれが簡単なのかしら。

マコト

確かにフードなんかの食べ物を使うと、犬にオスワリを教えるのは簡単かもしれないね。でも、その時、犬はどうしてオスワリをするんだと思う?


ユミカ

オスワリすれば、フードやおやつがもらえるからなんじゃないの?


マコト

そうだね。でもそれって、飼い主さんに指示されたから座るんじゃなくて、単にフードやおやつが欲しいから座るだけなんじゃないかな。


ユミカ

なるほど、確かにそうね。

なぜ犬が指示に従っているのか、そこが重要です

例えば、犬にしてみれば、言うことを聞いていれば、おやつがもらえる、また、いうことを聞かないと怒られるから・・・と思っている犬もいるかもしれません。(けっこう多いと思います。)

また、逆に飼い主さんをリーダーだと認識して、飼い主さんを絶対的に信頼しているから、そして飼い主さんが大好きだから、飼い主さんの指示は絶対に聞くと思っている犬もいるでしょう。

どちらも結果だけ見れば、飼い主さんの指示に従っている、つまりしつけが出来ている、ということになるのかもしれません。

だからどちらでもいいではないか、という見方もあるでしょう。

しかし、本当の意味でしつけが出来ているのはどちらでしょうか?

僕は、前者は犬がしつけられたのではなく、食べ物の見返りを期待して犬が行動しているだけ、だと思います。つまり狩りをするという行動の代わりに、例えばオスワリをする、ということです。

これが本当の意味でのしつけと言えるでしょうか。

本当の意味で、飼い主の指示に従っているのは後者ではないでしょうか。

もし、本当に犬が可愛いのであれば、その愛犬から信頼され愛される飼い主になりたい、と思うでしょう。

そうであれば、犬と飼い主さん相互の信頼と愛情で犬がしつけられるようなしつけ方法をしたいと思うのではないでしょうか。

そして、その思いがあれば、犬をしつける心構えも自然に出来てくると思うのです。

ペット・トライアングルの犬のしつけ方は、飼い主さんと犬との信頼関係と主従関係を同時に築いていく方法です。

各ページの最後で推奨している森田さんのしつけ方法も基本的な考え方、しつけ方法は同じだと思います。

犬との信頼関係と主従関係でしつけをしていきたい、と考えている飼い主さんにはぜひ参考にしてほしいと思います。

そして、もし参考にしていただけるのであれば、まずは「迎えた犬を、誰からも愛される犬に絶対に育てる」という強い心構えを持ってほしいと思います。

ユミカ

フードやおやつをご褒美にしてしつけても、本当の意味でのしつけにはならないってことね。

マコト

僕はそう思っているよ。犬が飼い主さんを信頼して、飼い主さんが大好きだから、その飼い主さんの指示にしっかりと従う。結果的に、犬との信頼関係だけではなく主従関係も出来てくる、これがやるべき犬のしつけ方だと思ってるんだ。

▼「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」 DVD 2枚セットはこちらからどうぞ

▼本格的に犬のしつけに取り組みたい、という方には⇒「イヌバーシティ」
▼噛む、うなる、吠えるでお困りの方には⇒「噛み犬のしつけに重点的に取り組んできたカリスマトレーナーのしつけ法」

実際にこのしつけ方法で犬が変わっていく様子を見てください!

さて、例えば森田さんのDVDだけ見ても、やはりなかなかうまくいかない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

リードを使うときの力加減、また使うタイミングなど、実際に行うとどうすればいいんだろう、という部分もあると思います。

DVDでは簡単に行っているけど、実際に自分でやるとなかうまくいかない、犬のしつけが初めての自分でも、本当にこのやり方で犬のしつけが出来るのか、と不安になることもあるかもしれません。

でも、偉そうなことを書いている僕も、実はつい最近までは、もともと犬のしつけなんかとは縁もゆかりもない人間だったのです。(サラリーマンからドッグトレーナーへをご覧いただければわかると思います)

でも、犬とかかわる仕事をするようになり、どんな飼い主さんに迎えられた犬も、楽しく生きて行けるようになってほしい、という強い気持ちから、犬種にかかわらず、出来るだけ多くの飼い主さんが、高い確率で成功するしつけ方法を探しました。

そして、現時点で最も誰でも、どんな犬にでも、しつけが成功しやすい方法が、このサイトで紹介している方法だと思うのです。

そこで、ペット・トライアングルのサイトでは、実際にこの犬のしつけ方でLOVEDOG店で行った犬のしつけの動画を複数掲載しています。

いろいろな動画を見ることによって、具体的にどのようにしつけを行うかがよりわかりやすくなるとともに、このしつけ方法で実際に犬がこのように変わっていった、しつけられた、ということを確認することが出来るのです。

つまり、この犬のしつけ方で確実に犬がしつけられることを動画が証明しているのです。

このしつけ方法を行えば、確実に犬がしつけられるということが動画で確認できれば、教える意欲、自信も湧いてくる、つまり犬のしつけを行うモチベーションも上がってくるのではないでしょうか。

先にも書いた通り、僕は森田さんとは違い、犬のトレーナーとしての経験はそれほどありません。もともと普通にサラリーマンでも、こうやってできるということを見た下さい。

愛する犬だからこそしっかりとしつけてあげる、この強い気持ち、心構えがあれば、このしつけ方法で、必ずいぬのしつけは成功すると信じています。

ユミカ

犬が実際にしつけられている様子が動画で見られるのね。

マコト

そうなんだ。そうすれば、見ている飼い主さんもやれば出来る、って確信できるんじゃないかな。


ユミカ

そうね。そうすれば、愛犬をしっかりとしつけようっていうモチベーションも上がりそうね。

訓練所に入れたとしても最後は飼い主さん自身でのしつけは必須

犬のしつけは大事だと思うし、やらなえればいけない。でも自分でしつける時間がない、しつける自信がない。

そこで、犬を訓練所に預ける、というような考えになる方もいらっしゃるかと思います。

まじめに訓練を行う訓練所(これを探すのがかなり難しいのですが・・・。)であれば、それなりに犬はいろいろと身に付けてくれるでしょう。

でも、6ヶ月以上訓練をして、いざ飼い主の元に帰ったときに、飼主さんが、以前と全く同じ環境で、全く同じように犬に接していれば、結局犬は、せっかく身に付けた成果、またマナーを見せることができない、または最初は出来ていたけど、すぐに元に戻ってしまうでしょう。

もちろん、そうではない犬もいるとは思いますが、それはその飼い主さんがそういう犬にめぐり合えてとってもラッキーだった、と思ったほうが良いかと思います。

でも家に戻って飼い主さんのいうことを聞かない犬でも、また訓練士さんに会って、訓練士さんが指示を出せば、即座に従うことでしょう。

犬は頭が良いのです。指示を出した人をしっかりと見極めているのです。

それだけではなく、場所によっても態度を変えます。訓練所では従ったけど、家に戻ったら従わなくなった、ということもあるかもしれません。

したがって、たとえ犬を訓練に出したとしても、最後は飼い主さん自身が犬を自分でしつけることが重要なのです。

つまり飼い主さん自身が、犬とのしっかりとした主従関係と信頼関係を築くことで本当の意味で犬のしつけが出来た、と言えるのです。

犬は教えられれば、しっかりといろいろなことを覚えます。しかし、犬は誰が指示を出しているのかということを判断して、その指示をする人によって態度を変えます。したがって、訓練士の言うことはよくきくけど、飼主さんの言うことは、全くきかない、ということがごく普通であり、当たり前のことなのです。

だから飼主さん自身が犬をしつけないと犬は飼い主さんのいうことを聞くようにはならないのです。

犬のしつけを行うには、飼い主さん自身が自分で犬をしつける心構えが、どうしても必要なのです。

ユミカ

犬を訓練所に預けた人が、「うちの犬は訓練士の言うことは聞くけど、おれの言うことは聞かない。」って言うのは、ある意味当たり前ってことね。

マコト

そうなんだ。特別な訓練を受けた盲導犬だって、最後は実際にパートナーとなる人が一緒にトレーニングするだろう。


ユミカ

やっぱり飼い主さん自身が犬をしつけないとだめってことね。

犬のしつけは犬の幸せのため

犬を家族に迎えると言うことは、犬との楽しい生活を送ることです。それは人間だけが楽しいのではなく、犬も楽しい生涯を送れなくては意味がありません。

1頭の犬との生活は、人間にとっては、その人の人生の一部です。でも、その犬にとっては、その人間との生活が、生涯の全てとなるのです。

犬の飼い方をしっかりと考えて、犬にしっかりとしつけを行うことは、人間のためだけでなく、その犬が生涯幸せに安心して暮らすためにもとても重要なことなのです。

犬の生活は100%飼い主さんにかかっています。犬がどのように育つかも、飼い主さんがどのように育て、しつけていくかで決まってしまいます。

犬を迎えて飼い主になるということは、その犬の残る生涯のすべてを飼い主さんが託されたということです。

犬を人間社会で問題なく生活できるように教えていくのは、飼い主さんの義務だと思います。

そして、それをできる限りお手伝いしていくのが、私たちの仕事です。

犬と暮らす全ての方とその愛犬が毎日を楽しく暮らせることを心から祈ります。

愛犬との楽しい暮らしの一助になれたら幸いです。

でも、もしかしたら、飼い主である私たち人間自身が、まずは人間社会の中で周りに迷惑をかけずに生きていくことをもう一度、見直してみることが必要、ということもあるのかもしれませんけどね。

ご参考までに、ペット・トライアングルのLOVEDOG店でトレーニングを行なった犬の飼い主さん向けに、「教える人間の心構え」の要点を書き出したページも作成しました。

「家庭犬トレーニング 教える人間の心構え」

ユミカ

犬のしつけをする時は、どんな気持ちでしつけをするか、その心構えが大事なのね。

マコト

では、次に犬を躾けるときの考え方についてのお話なんだ。これも、しつけをする前に考えておくと、実際にしつけをする時に役に立つと思うんだ。

次のページは 犬のしつけの考え方

★☆★ ペット・トライアングルお勧めしつけDVD

★私たちが唯一参考にしたペット・トライアングル一押しのDVDがあります。犬はしつけられても、どうやってしつけるかを飼い主さんに教えるのが私たちはまだまだ未熟だと思っています。その点で、経験と実績豊かな森田誠さんのDVDはよりわかりやすいと思います。犬のしつけに真剣に取り組みたい方には、とても役立つDVDです。ペット・トライアングルのサイトと併せてご覧になると、とても効果的ですので、下記のリンクからご覧になってみてください。

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▼噛む、うなる、吠えるでお困りの方には⇒「噛み犬のしつけに重点的に取り組んできたカリスマトレーナーのしつけ法」

▼犬のしつけ方メニュー

  1. 犬をしつける心構え
  2. 犬のしつけの考え方
  3. 犬のリーダーになる方法
  4. これだけは犬に教えたいpart1
  5. これだけは犬に教えたいpart2
  6. 犬の褒め方、ご褒美
  7. 犬の叱り方
  8. 犬のトイレトレーニング
  9. リードでのショックによる方法、森田式しつけ方法がうまくいかな場合

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