犬と猫

犬にかかる費用は年間約35万円、猫ではその半分の約17万円

愛犬に使うお金はいくらぐらいですか?

そんな調査結果が掲載されている記事がありました。

ペット保険のアニコム損保のサイトに、「【2021最新版】ペットにかける年間支出調査」という調査結果が掲載されていました。

詳しくは、上のリンクからそのページをご覧いただければ見られます。(記事が古くなった場合、削除されることもあるので、その際はご了承下さい)

まず目につくのは、犬にかかる費用が猫の約2倍になっているということです。

犬の場合、年間で約35万円、猫の場合は約17万円ということです。

ちなみに、費用の明細項目は次のような項目になっています。

  1. けがや病気の治療費
  2. フード・おやつ
  3. しつけ・トレーニング料
  4. シャンプー・カット・トリミング料
  5. ペット保険料
  6. ワクチン・健康診断等の予防費
  7. ペットホテル・ペットシッター
  8. 日用品
  9. 洋服
  10. ドッグランなど遊べる施設
  11. 首輪・リード
  12. 防災用品
  13. 交通費
  14. 光熱費(飼育に伴う追加分)

以上の14項目となっています。それぞれの項目に2020年と2021年が出ていますが、以下は2021年のデータで見ていきたいと思います。

犬にかかる費用と猫にかかる費用の差は何が違うのだろうか

全体的に猫の方が各項目とも高くなっています。

猫の方が高いのは、防災用品と光熱費(飼育に伴う追加分)の2項目だけです。

猫は立体的に動くので、防災用品は高くなるのかな。それでもその差は、犬が761円、猫が884円と絶対金額が小さいうえにその差もわずかなもおのです。

光熱費も、犬が12,012円に対して、猫は12,785円とわずかな差です。

そして、犬と猫の差が大きい項目は次のような項目です。

  • しつけ・トレーニング料:犬が7,489円、猫が21円
  • ペットホテル・ペットシッター:犬が5,001円、猫が1,065円
  • 洋服:犬が13,096円、猫が495円
  • ドッグランなど遊べる施設:犬が2,650円、猫が0円
  • 首輪・リード:犬が6,984円、猫が1,494円
  • 交通費:犬が12,929円、猫が531円

猫にはしつけが必要ない?

しつけ・トレーニングについては、猫はほとんどない、と言っていいでしょう。

一般的に犬にはしつけが必要と言われ、このサイトでも言っています。

でも、猫の場合はしつけ、ということをほどんどき来ません。

実際には、トイレトレーニングが必要なんてことも言われてはいるようですが、犬のようなしっかりとしたしつけは猫には出来ないのか、する必要がないのか、いずれにしてもあまり猫にしつけ、というのは聞きません。

実際問題として、猫に犬のようなしつけは出来ない、ということのようです。

というのは、犬と猫の修正の違いにあるようです。

犬も猫も祖先は同じです。

しかし、草原に出て集団で暮らすようになったのが犬、森の中で単独行動をするのが猫なのです。

つまり犬は集団行動をするがために、他の犬、または人間との主従関係をつくります。その時に、人間が主になるためのしつけが必要なのです。しつけができなければ、犬が主になって人間が従になってしまいますからね。

それに対して、猫は、単独行動をする動物です。

自分で考え、自分の思った通りに行動する動物です。

したがって、主従関係が、猫とは成立しないのです。

だから、猫にはしつけが出来ない、必要ない、ということになるのです。

ということで、しつけ・トレーニングが必要ない猫には、その費用もかからない、ということになりますね。

猫は留守番させても大丈夫?

ペットホテル・ペットシッター、これは猫にも少し費用がかけられていますが、犬に比べると約1/5です。

一般的に、猫の場合、1日や2日なら、家に人がいなくても問題なく過ごせる、と言われているようです。

そのくらいなら、フードや水さえ用意しておけば、猫を残して家族で旅行に行っても大丈夫のようです。

だから、結果的に、ペットホテルやペットシッターを利用する機会も、猫は犬に比べれば、圧倒的に少なく済むということです。

もちろん、それ以上の長期になると、難しくなるので、その場合は、ペットホテルやペットシッターを使うということになるでしょう。

洋服

これも、:犬が13,096円に対して、猫が495円と圧倒的に猫が少ないです。

確かに、洋服を着せられている猫って、ほとんど見たことがない気がします。

どうしてでしょうか。

おそらくは、猫の場合、洋服なんか爪で弾きち切ったり、また立体的に動けるので、洋服なんて着せたら邪魔なのかもしれませんね。

ドッグランなど遊べる施設

これは、犬もそれほど大きな金額ではありませんが、猫はゼロです。

猫の場合、天井も含めて囲われたところではないと、どこかへ行ってしまうでしょうし、もともと縄張り意識の強い動物ですから、知らないところへ行くとストレスになってしまうのかもしれません。

要するに、猫には、家以外の遊べる施設は必要ない、ということですね。

首輪・リード

犬には、首輪もリードも必需品です。

しかも、首輪もリードも消耗品です。(そう思ってない人もいるかもしれませんが、消耗品なのです)

でも、散歩をしない猫には、あまり必要ないのかもしれません。

でも、最近は首輪をしている猫もたまに見るようになってきました。

リードを付けられて散歩している猫もいますね。

それが猫にとって、どうなのかは、わかりませんけど。

交通費

これも、猫にもありますが、圧倒的に犬の方が高いです。

これは、前述の通り、猫はペットホテルに連れていく機会も少ないし、犬の場合は、中型犬以上になると、猫に比べて1頭当たりの費用が高くなる、ということもあるかもしれません。

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犬を飼うより、猫を飼う方が安上がりで楽なのか?

以上のように、飼うための費用としては、猫は犬の半分で済む、ということになるようです。

その理由としては、犬には必要なことが、猫では必要ないから、ということなのです。

例えば、しつけやペットホテルなど。

ということは、犬を飼うよりも、猫を飼う方が、費用もかからずに、楽に買うことが出来る、ということになるのでしょうか。

実際にはそうなのかもしれません。

猫も、今やペットショップで買おうとすると、十万単位となっています。

でも、それにもまして、犬のペットショップでの価格は高騰しています。

実際のところ、トイプードルなどの人気の愛玩犬は、普通の人にはなかなか手が出ない価格になっています。

以前は、ソニーの犬型ロボットのアイボは高いなぁ、と思っていましたが、今では、本物の犬に比べたら、アイボの方が全然安い、と思ってしまうくらいです。

犬も猫も、飼いたい人は、まずは里親になることを検討する方が良いのではないでしょうか。

でも、里親になるのも結構大変みたいですけど、それでも、まずは里親になる、これが優先されるように思います。

犬も猫も、迎える費用は別にしても、どちらも飼うためにはお金がかかります。

タダで里親になったとしても、飼っていくためには費用がかかるのです。

でも、その費用が掛かったとしても、飼う価値はあると思う人が飼えばよいのです。

犬の方が費用が掛かるのは確かかもしれません。

でも、猫も費用は掛かるのです。

猫の方が飼うのが楽?、猫は猫なりの飼う大変さがあるのです。

犬を飼うか、猫を飼うかは、費用の問題、飼いやすさの問題では全くない、と言ってもいいのではないでしょうか。

犬が好きだから犬を飼う、猫が好きだから猫を飼う、単にそれだけのことではないかと思います。

でも、そのためには費用がかかる、それは飼う前からしっかりと頭に入れておく必要はあるでしょう。

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