2頭目の犬を迎える時の注意点

先日、「多頭飼いの勧め」という記事を書いたので、その後「多頭飼い、2頭目の犬の選び方」という記事を書きました。

今日は、その2頭目の犬を迎える時の迎え方、注意点について書きたいと思います。

2頭目を迎える時は、1頭目とは違う、特に注意する点があります。

最も注意する、重要なことは次の点です。

全ての面において、1頭目を最優先する

1頭目、つまり先住犬を何をするにも優先的に扱うことです。

これは3頭目以降も同じです。

得に迎えた時が重要です。

これが最も2頭目を迎えた時に大切な点であり、多頭飼いをする時の注意点の全て、と言ってもいいでしょう。

では、具体的にはどうするのか、まず大事なのが最初に2頭目を迎えた時です。

先住犬と一緒に2頭目と接する

2頭目が癒えに来たら、まずは先住犬と一緒に、小型犬であれば先住犬を抱っこしながら、子犬に接して下さい。

迎えてすぐは、まだ2頭目も家や人、環境にもなれていないのであまり構わないようにして、抱っこした先住犬を優しく撫でながら、来たばかりの2頭目となる子犬に紹介してあげてください。

大きい犬の場合は、横に座らせて紹介してください。

もし、先住犬が新しく来た子犬になんらかの危害を加えるような可能性のある犬の場合は、念のためリードをつけて先住犬をコントロールできるようにしておくのが無難です。そういうことはめったにないとは思いますが。

2頭目が来た当日は、さっと紹介して、すぐに子犬はクレートに戻して休ませてあげてください。

そこは1頭目と同じで、迎えてから1週間はトイレと食事以外は何もしないというのが原則です。(参考:子犬の飼い方・迎え方3 子犬を迎えて1週間まで

その間に子犬の世話をする時も、先住犬と一緒に世話をして先住犬の存在を迎えた2頭目に認識させていくとともに、先住犬にも新しく2頭目を迎えたことを意識させていきます。

1週間が過ぎたら、しつけトレーニングの開始となりますが、まだ生後3か月に満たない場合は、仰向け抱っこや、抱っこしての散歩なので、これも先住犬をいつもそばに置きながら、まずは先住犬に話しかけて、あなたが一番優先だから、ということを伝えるような気持ちで体を撫でる、ブラッシングをするなどのコミュニケーションを取ってから、2頭目のトレーニングを行ってください。(参考:子犬の飼い方・迎え方4 子犬を迎えて1週間から

特に問題ない場合は、時々先住犬に2頭目の犬の匂いを嗅がせたりなど接する時間も取りながら。

2頭目と接する前に、必ず先住犬とのコミュニケーションを取ることであくまでも先住犬が優先なんだ、ということを伝えて、その後に2頭目と接する、この時も出来るだけ先住犬と一緒に接するようにすることがポイントです。

普段の生活の中でも、食事、トイレなどは必ず先住犬を先にして、先住犬にもそれがわかるようにしてあげると良いでしょう。

そのうえで、先住犬と一緒に2頭目の世話をする、それによって先住犬にやきもちを焼かせないように、2頭目を家族、仲間として受け入れる気持ちを持たせるようにしていきます。

もし、先住犬と2頭目との相性が悪そうで、どちらかが唸ったり、吠えたりするようであれば、無理に一緒にしないで、先住犬の世話をしたら先住犬はハウスに入れるなどしてから2頭目の世話をします。

相性が悪そうな場合は、まずはお互いの存在だけを意識させて、お互いに相手が自分に危害を加えないような存在であるように意識させるようにします。

これも、時間が少しづつ解決してくれる場合が多いと思います。

あまりそういうことはないかもしれませんが、もしどうしても相性が悪そうだ、というときは無理に仲良くさせる必要はありません。

仲良くしなくても、一緒にいても平気にしていられる存在にしてあげればいい、という気持ちで接してあげればいいのです。

でも、先住犬が適切にしつけトレーニングが出来ている場合は、そういうケースはほとんどないと思います。

ほとんどの場合は、すぐに問題なく両者が接することが出来るようになると思います。

それ以外は、2頭目だからといって特別なことはない

後は、1頭目と同じように、生後3か月の子犬のワクチンプログラムが完了するまでは、外へ連れて行くときは抱っこして連れて行く。(参考:子犬の飼い方・迎え方5 子犬を人間社会になれさせる

また、トイレトレーニングを行います。(参考:子犬のトイレトレーニング

そして生後3か月の子犬のワクチンプログラムが完了が完了したら、リーダーウォークトレーニング、そして基本のしつけであるオスワリ、マテ、オイデ、そしてハウスをしっかりと教えていく、ということになります。(参考:子犬の飼い方・迎え方6 生後3か月を過ぎたら

基本的なしつけができれば先住犬と一緒にお散歩

2頭目の犬が単独でリーダーウォーク、オスワリ、マテ、オイデが出来るようになってきたら、今度は先住犬と一緒にトレーニングしてみます。

先住犬がしっかりとリーダーウォークなどの基本的なしつけが出来ていることが前提ですが、2頭でリーダーウォークトレーニングを行ってみましょう。

先住犬は2頭でも問題なくできるはずです。

もし、2頭目が先住犬と一緒だとうまくいかない場合は、もう少しリーダーウォークトレーニングを行ってから、再度、2頭で行ってください。

単独でのリーダーウォークトレーニングがある程度出来ていれば、2頭でも問題なくリーダウォークはできるはずです。

そして、オスワリ、マテ、なども2頭一緒にトレーニングをしてください。

これが出来るようになれば、2頭でも、また3頭でも、リーダウォークが問題なくできるので散歩で2頭一緒にリードをもっても楽に散歩が出来るようになります。

3頭目、4頭目も全く同じです。

犬が増えれば、しれだけ楽しみも増えていくのです。

多頭飼い

ボーダーコリー4頭でお散歩

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