【ボーダーコリー】お勧めできる人、お勧めできない人

ボーダーコリーという犬種。今は知っている人も多いと思います。特に、スポーツドッグ、例えばフリスビーやアジリティと言った競技には、最もふさわしい犬種の一つと言っていいでしょう。

だから、スポーツドッグとして犬を飼いたい、という人には、最も人気の犬種と言っていいでしょう。

でもボーダーコリーは、子犬の時は愛くるしいし、成長したらかっこいいし、スポーツドッグには興味はないけど、ボーダーコリーを飼ってみたい、という人も少なくないのではないのでしょうか。

でも、ボーダーコリーを飼うのは普通の家庭では無理だろう、とあきらめていませんか?

実はこのボーダーコリー、スポーツドッグとして優秀なだけでなく、普通のペットとして、家庭犬としても最高に優秀になる素質を持った犬種なんです。

このページは、ボーダーコリーを飼ってみたい、でもスポーツドッグだから普通の家庭犬として飼えるのかな、飼うのは大変なのかな、と思っている方に、ボーダーコリーを飼うべきか、飼わない方がよいのか、そのための情報をお伝えしています。

なぜそんなことがお伝えできるのか、それは、過去にペット・トライアングルでは、200頭以上のボーダーコリーの子犬を新しい飼い主さんにい引渡しをしてそのフィードバックがあります。もちろんボーダーコリー専門のブリーダーさんからもいろいろと、ボーダーコリーについて学びました。そして自分たちでも3頭のボーダーコリーを普通の家庭犬として飼い、子犬を生ませたこともあります。(残念ながら最初に買った1頭は、旅立ってしまいましたが。)というように、特にボーダーコリーに関しては、知識と経験が豊富にあるからです。

ボーダーコリーは優秀なスポーツドッグ、そして最高の家庭犬。でも・・・!

ボーダーコリーは、優秀なスポーツドッグに育てられる犬種です。

でも、スポーツドッグとしてではなく、普通の家庭犬としても最高のパートナーになってくれる犬種なのです。

以下に、その理由、そして、ボーダーコリーを飼ってみるのはやめておいた方がよい人、逆にボーダーコリーを飼うことをお勧めできる人、、についても書いていきたいと思います。

結論から言えば、ボーダーコリーは、育て方、しつけ方によって、最高の家庭犬になってくれる犬種であるとともに育て方、しつけ方によっては、どんでもなく扱いにくい犬にもなってしまう犬種なのです。

要するにボーダーコリーは、育て方次第で極端に飼い主となる人間との関係が変わりやすい犬種、ということが経験的に強く感じられる犬種なのです。

だから、ボーダーコリーを普通のペットとして、家庭犬として飼うのであれば、適切な飼い方しつけ方を行えば、他の犬種では味わえないような最高のパートナーとなる優秀な家庭犬種でもあるのです。

ボーダーコリーとの信頼関係、人間が主となる主従関係をしっかりと作ればよいのです。特別な運動や長距離、長時間の散歩が必要?なんて言う人もいるようですが、それは全くの間違いです。そんなものは全く必要ありません。普通の犬と同じでいいんです。

ボーダーコリーは、基本的なしつけ、「スワレ」「マテ」「ハウス」そして「リーダーウォーク」だけしっかりと教えれば、とても従順な家庭犬になってくれるのです。

そんなの嘘だろう、という人もいるでしょうか?

でも、実際にボーダーコリー専門犬舎からのブリーダー直送販売で約300頭のボーダーコリーをお引渡しして、自分でもボーダーコリーを3頭飼っていた(2021年時点ではもう老犬と言える2頭だけになってしまいましたが)ペット・トライアングルだからこそ、そう言い切れる自信があるのです。

ただし、愛玩犬のつもりで飼える犬種ではありません。賢くて、運動能力が優れるだけに、適切な飼い方、しつけ方が出来ていないと、とんでもなく扱いにくい犬種にもなってしまうこともある、それがボーダーコリーなのです。

だからこそ、あえて大好きなボーダーコリーをこんな人にはお勧めできない、ということを書かせてもらいます。

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ボーダーコリーはこんな方にはお勧めできない犬種です

こんな人にボーダーコリーをお勧めできない、ということについて、具体的に書きたいと思います。

次にあげる項目に該当する方は、ご自身のためにも、ご家族のためにも、そして何よりも飼われるボーダーコリーのために、飼おうとする犬種を変える、出来れば犬を飼うこと自体をもう一度考えてみてほしいと思います。

  • 子犬を迎えたら、すぐに、そしていつも、子犬と遊んでいたい方。
  • 子犬を迎えたらすぐに、室内にしろ、室外にしろ、自由にさせて飼っていきたい方。
  • 散歩に行くときは、子犬の時からロングリードで犬を自由に歩かせたいと思っている方。
  • 子犬がウンチやオシッコで汚れてしまうのは、絶対に嫌だと思っている方。
  • 吠える犬は、嫌だと思う方。
  • 犬のしつけなんて必要ない、面倒だと思っている方。

上記に該当する方が、ボーダーコリーを飼うと、楽しいはずの犬との生活が、苦痛の毎日になってしまう、ということにもなりかねません。

そして飼われるボーダーコリーが結果的に一番かわいそうなことになってしまう可能性があります。

これらの項目にひとつでも該当すると思われる方は、ボーダーコリーを飼うのは断念されることを強く推奨します。

ボーダーコリーは誰にでもお勧めの犬種、ではないのです!

僕たちは、ボーダーコリーがとにもかくにも、大好きなのです。ペット・トライアングルにとって、ボーダーコリーはとても特別な犬種です。

ボーダーコリーは、適切にしつけトレーニングを行うと、しっかりとそれに応えてくれる。しかも運動能力の良さはその動作にも表れ、指示に対する動きは迅速できびきびとしています。

トレーニングをしていても、ボーダーコリーの賢さはよく感じることができます。適切にしつけられたボーダーコリーは、ほかの犬種では感じられないような、家庭犬としての素晴らしさをものすごく感じさせてくれる犬種なのです。

でも、そのボーダーコリーの良さをうまく引き出せない、むしろその賢さと運動能力の高さゆえに、飼い主さんがとても困っているケースもみかけます。

賢い犬は、賢いゆえに、必ずしも飼い易い犬、ではないのです。しかも運動能力抜群のボーダーコリーであれば、あまり適切ではない飼い方でしつけもしなければ、とんでもなく扱いにくい、時には凶暴な犬にもなってしまうのです。

賢い犬であるということは、人間を見る目も鋭く、また、悪く言えば、ずる賢いという面も多分にあるのです。

それに加えて、ボーダーコリーはその犬種が作られてきた歴史的背景からも、目や耳などいわゆる五感からの情報収集能力が高く、その情報からの状況判断能力も優れているので、その場に合わせた適切な行動ができる犬種です。

しかし、そういった面が強く出て神経質であったり、必要以上に警戒心が強いボーダーコリーもなかにはいます。人間と同様、いろいろな性格が重なり、適切な飼い方・しつけ方がされない時には、とても扱い難い犬になってしまうボーダーコリーも少なからずいるのです。

例えば、飼い主を見下すような行動や態度をとるようになる、ちょっと噛んだら飼い主がひるんだということを感じれば、それを成功体験としてその行動をよりエスカレートさせていく。運動能力も優れたボーダーコリーがそうなったらどうなるでしょう。少し想像がつくでしょうか。

犬の訓練士の中にも、ボーダーコリーはすぐ噛みつくからお断りだ、という人もいるようですからね。

なーんて書くと、やっぱりボーダーコリーを飼うのはやめよう、と思う方もいるかもしれませんね。でも、もしかしたら、それが正解、という人もいるでしょう。

ボーダーコリーを飼ってみたいという方は、上にあげた「こんな人にはボーダーコリーをお勧めしない」をもう一度確認していただき、ボーダーコリーは自分が迎えるにふさわしい犬種なのか、確認してほしいと思います

ただし、適切な飼い方としつけ方をすれば、普通の愛玩犬では味わえないような素晴らしいパートナー、優秀な家庭犬になってくれるのも、ボーダーコリーなんです。

ボーダーコリーは、前述の通りペット・トライアングルが過去に送り出した犬種の中では数の上でもダントツでナンバー1の犬種です。そして、僕たちもボーダーコリーを愛犬として持ち、ボーダーコリーが大好きな人間です。

だから、あえてそんなボーダーコリーが幸せに暮らせるように、そしてボーダーコリーを飼って不幸になる人が少しでも減るように、こんな人にはボーダーコリーはお勧めできない、ということを書いてみたのです。

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ボーダーコリーが素晴らしい家庭犬になるか、とんでもなく扱い難い犬になるかは関わった人間次第。

ボーダーコリーが素晴らしい家庭犬になるか、とんでもなく扱い難い犬になるか、それはほとんどの場合、ボーダーコリーのせいではありません。もちろん、先天的な影響が強い場合もあるでしょう。でもほとんどは、ボーダーコリーを飼う人間が、どのような飼育環境で、どのようにしつけていくか、ということで決まってしまうのです。

もちろん、誰にでも尻尾を振っていくボーダーコリーもたくさんいます。

ところが、そんなボーダーコリーでも、適当な気持ちで飼って、ろくにしつけもしなければどうなるでしょう。賢く運動能力に優れたボーダーコリーは、自分がリーダーになって、この家族を仕切り、守っていかなくては、と頑張ってしまう=とんでもなく扱い難い犬になってしまうのです。

ボーダーコリーは訓練性もとても高いので、適切な方法を行えば簡単にしつけられる犬種です。この点では、警察犬としてよく使われるジャーマンシェパードよりも、躾の入り度は、高いと感じています。

ただ、ボーダーコリーも子犬はとても愛らしく可愛い。その可愛さに負けてしまう、と言う方もいるでしょう。

そうならないように、ボーダーコリーを飼う前にしっかりと、ボーダーコリーを飼う、という心構えを持ってほしい、そうでない人には飼ってほしくない、というのが本音です。

なぜなら、可愛いボーダーコリーが悪者扱いされるようなことには絶対になってほしくないからです。

人間が主となる主従関係を作れば良き家庭犬に、ボーダーコリーが主となる主従関係ができてしまうととんでもなく扱い難い犬に

ボーダーコリーに限らず、全ての犬種にいえることですが、犬のしつけトレーニングでは、前述のように飼い主さんの決意と忍耐力がその成否を決めます。それは決して難しいことではないのです。ごく基本的なことをしっかいと繰り返し、繰り返し教える、それだけです。

噛み癖などの問題のない犬は、教えれば簡単に言うことを聞くようになるのです。いわゆる、犬との主従関係と信頼関係を作ることは、教える側の人間が、犬に対する強い愛情、そして忍耐力さえあれば、誰にでも簡単にできるのです。特にボーダーコリーの場合は。

しかし、この犬との主従関係と信頼関係をうまく作れないと、ボーダーコリーがとても扱い難い犬になってしまうのです。特に犬が主となる主従関係が出来てしまうと・・・。

以前もう10年以上前ですが、どこかで聞いた話があります。アメリカでは、飼い主によって保健所に連れて行かれる飼い犬の中で、もっとも多い犬種のひとつがボーダーコリーだと言うのです。そして日本でも同様の傾向がある、とのことなのです。まぁ、話の信頼性の問題はありますが、もしそれが本当であれば、その理由は、前述の通りでしょう。

自分のところのボーダーコリーは全くそういうことがなかったので、本当かな、と思っていましたが、実際に実店舗のラブドッグ店でトレーニングしたボーダーコリーでも、トレーニング中にいきなり唸って噛み付いてくるボーダーコリーが複数いました。ボーダーコリーに関しては、このような現状があるのも事実なのです。

つまり、ボーダーコリーは高い知力と運動能力ゆえに、甘やかされて育ったボーダーコリーは、自分が主従関係の主の立場に立とうとして、また立ったと認識してしまうことに大きな要因があります。

しっかりとした飼育環境としつけさえ行えば、最高に飼い易い家庭犬になる素晴らしい犬種なのに、それが出来ないと、全く反対の犬になってしまう、それがボーダーコリーなのです。

ボーダーコリーに必要なのは、運動ではなく、コミュニケーションです

ちょっと話がそれますが、ここで、最初の方でも書きましたが、ボーダーコリーに関してよく勘違いされている、「ボーダーコリーは運動が大変そう」、ということについて、もう一度書いておきたいと思います。

ボーダーコリーは家庭犬として飼うのであれば、特別な運動は全く必要ありません。普通の犬と同じように散歩、遊べばよいのです。

むしろ、子犬のうちは、逆に、運動をさせ過ぎないように注意することが必要です。運動能力の高いボーダーコリーだからこそ、させれば出来てしまいます。過度な運動が、結果的にまだ成長過程のボーダーコリーの体を壊してしまう、というケースが少なくないのです。

また、運動をたくさんさせないとボーダーコリーはストレスが溜まってしまうということもたまに聞きますが、それも全くの間違いです。

ボーダーコリーは、運動をさせれば、高いレベルを発揮できる能力を持っています。でもそれは、運動をさせなければいけない、と言うことではないのです。

ただし、日常的に、すでに、かなり運動させているボーダーコリーの場合は、急に運動をさせなくなれば、ストレスは溜まるでしょう。つまり、間違った情報で子犬の時からけっこうな運動をさせていたボーダーコリーの場合は、徐々に運動量を減らしていく必要があるかもしれません。

でも、最初から家庭犬としてボーダーコリーを育てれば、普通の散歩だけでも、十分であり、それが理由でストレスが溜まることは全くないのです。

もし、運動不足でボーダーコリーのストレスが溜まるようであれば、うちのボーダーコリーもとっくにおかしくなっているでしょう。

ボーダーコリーが最もストレスになるのは、運動不足ではなく、飼い主さんとのコミュニケーション不足なのです。

ボーダーコリーとのコミュニケーションとは、なんなのか。具体的には飼い主さんが愛犬のボーダーコリーにたくさんの指示をだしてあげることです。

だから、普段の散歩でも、ただ淡々と歩くだけでなく、歩く速度を変えたり、急に向きを変えたり、スワレやフセ、マテをさせたりなど、ちょっとした指示を出しながら歩くことで、短時間、短い距離での散歩でも、ボーダーコリーは常に飼い主さんの言動を意識するようになり、飼い主さんが指示を出す、ボーダーコリーがそれに従う、という形でのコミュニケーションとなるのです。

もちろん、ボーダーコリーをしっかりと撫でたり、ブラッシングするなどのスキンシップも重要なコミュニケーションであり、こういった飼い主さんとのコミュニケーションによって、ボーダーコリーは充分ストレスを解消することが出来るのです。

競技をさせようとする場合は別ですが、純粋に家庭犬として迎えるのであれば、運動能力よりも、訓練性の良さを生かして、ボーダーコリーと良くコミュニケーションを取り、適切な飼育環境としつけトレーニングで、素晴らしい家庭犬に育ててほしいと思います。

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こんな方には、ボーダーコリーはお勧めの犬種です

では、最後にこんな方にはボーダーコリーはお勧めです、ということについても、書いてみます。
次の項目に複数該当する方には、ボーダーコリーは良きパートナーとなってくれる可能性が高いかもしれません。ボーダーコリーを飼ってみることを検討してみて下さい。

  • 子犬が成長していく過程で、しっかりと躾をしながら、愛犬の成長を楽しみたい方。
  • 生後1年までは、子犬と一緒に苦労していくことも厭わない方。
  • 子犬のうちは、ウンチやオシッコを粗相してしまうのは仕方のないことと、思える方。
  • ある程度しっかり成長させた後は、積極的に犬と一緒に遊びたい方。
  • しっかりと犬との信頼関係を作り、例えノーリードでも、常にぴったりと横についてくれる犬がほしい方。
  • 多少吠えたりすることはあっても、飼い主さんのコマンドには、常に迅速かつ正確に反応する犬がほしい方。
  • 犬の存在感を実感しながら、犬との生活を楽しみたい方
  • 生活の中で、犬と一緒に何かをすることが楽しいと感じる方

上の項目に複数該当する方、該当する項目が多ければ多いほど、ボーダーコリーを飼った時の満足度が高くなる可能性が高いでしょう。

しっかりと主従関係と信頼関係を作ったボーダーコリーは素晴らしいバートナーになってくれますよ。ぜひボーダーコリーを飼うことを検討してほしいと思います。

家庭犬として適切に育ててあげれば、飼い主さんの期待以上のものを返してくれるのがボーダーコリーですからね。

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