うちのボーダーコリーたち

ボーダーコリーは素晴らしい家庭犬

私たちもボーダーコリーと暮らしています。

特にスポーツドッグとして育てているわけではなく、普通に家庭犬として一緒に暮らしています。

そんな中で、彼らはボーダーコリーの家庭犬としての魅力をものすごく感じさせてくれたのです。ボーダーコリーほど家庭犬として飼いやすく、素晴らしい犬種はいないのではないか、ぐらいに思わせてくれたのです。

ただし、ミルキーが来た当事は、まだ私たちもボーダーコリーの扱いが未熟で、けっこう苦労しました。でも、だからこそ、ボーダーコリーを迎えたお客様の苦労がよくわかり、ボーダーコリーでもすぐに手なずけられるようになった今は、お客様へのアドバイスも適切にできるのだと思います。

では、ミルキーのときはどんなことが大変だったのか、ボーダーコリーを飼うときのご参考として、少しご紹介しておきたいと思います。

ミルキーは生まれた直後に、ちょっとしたアクシデントにより尻尾の先が切れてしまいました。ボーダーコリーの尻尾の先は白くなっていますが、そのちょうどそのボーダーコリーの特徴でもある白い部分が切れてしまい、普通にお客様にご紹介することができなくなってしまいました。

そこで、ちょうど自分たちもボーダーコリーを飼いたいと思っていたので、その尻尾が切れたボーダーコリーは私たちが家族として迎えることとしたのです。それが、ミルキーです。

ミルキーが来たのはちょうど生後3ヶ月ぐらいの頃でした。車で愛知のボーダーコリー専門犬舎から千葉へ連れてきたのですが、車に乗せて走り出すと、すぐに口がデロデロになってきました。車酔いです。ボーダーコリーは三半規管が発達しているため、車に酔いやすいといわれていますが、ミルキーはこの頃から車酔いしていました。

ただし、ボーダーコリーでも全く車酔いしない子も多いので、一概にボーダーコリーが車酔いしやすいとは言えないと思います。人間と同じで、犬種にかかわらず、車酔いする子もいれば、全く平気な子もいます。

さて、うちに来てからのミルキーは、とても人懐こくかわいい子でした。すでに生後3ヶ月を過ぎて子犬のワクチンプログラムも終了していたので、1週間ほど落ち着かせたあとから、当事すでにいたジャーマンシェパードと一緒に散歩につれていったりしました。当事は私たちもまだ犬のしつけ方法も未熟で、引っ張らせないようにするのが大変でした。

しかし、当事ジャーマンシェパードでお世話になっていた警察犬訓練所の訓練士の方から犬のコントロール方法を教わっていた最中だったので、ちょうどミルキーは良い練習相手となって、いつの間にか斜め後ろをぴったりとついて歩くようになってくれました。

昼間は、庭に設置した畳3条ほどのスペースのある屋根つきのサークルに、ジャーマンシェパードのサラと一緒に過ごしていました。そのサークルの中にミルキー用のバリケンとサラ用のバリケンを入れて、そこでほぼ1日を過ごさせていたのですが、この飼育方法はあまりよい方法ではありませんでした。

庭の道路側に設置しましたが、道路との間には垣根のような木が植えてありました。しかし、かわいいボーダーコリーとジャーマンシェパードがいるので、通る人から声をかけられることも多く、それに反応して吠えたりするようになってしまいました。また、夜は家の中に入れていたので、ミルキーは家の中の入りたく、要求吠えをするのようになりました。

今であれば、それに対しても止めさせる術を持っていますが、当事は言葉と声で止めさせようとして、それがなかなかうまくいきませんでした。言葉と声では、しつけは出来ないということは、このときによくわかりました。

その後、昼間でも室内で、ミルキーとサラをそれぞれのバリケンで飼うようにに変えたところ、すぐに要求吠えは止みました。

やはり、垣根越しであまり人通りの少ない道とはいえ、道路に面してかつ狭いながらも動き回るスペースがある環境に、ジャーマンシェパードのサラといつも一緒という環境が、ミルキーを吠えさせていたようです。サラも人や犬が通ると吠えていましたが、室内に入れるようにしてからは、ほとんど吠えることはなくなりました。

よかれと思って、自由に動けるスペースのある外のサークルで、遊び相手も一緒に過ごせる環境にしたことが、実は、家族として迎えた犬に対しての環境としては良くなかったのです。結果的には、番犬にするには良い環境だったわけですが、その環境にいることは、犬が常に回りを警戒しながら過ごす、安心して休むことの出来ない、とてもストレスのかかる環境だったのです。

ボーダーコリーは特に人間とのコミュニケーションが大事な犬種です。だから、できれば、家族の顔が見られる環境においてあげることが良いと思います。

さて、そのミルキーを愛知県のボーダーコリー犬舎で交配して生まれた中の1頭がマックスです。父犬もブラック&ホワイトのボーダーコリーでしたが、生まれた子犬の半分はレッド&ホワイトでした。こらは、ミルキーの血筋にブラウン&ホワイトの系統があるなど、過去の血統によるものです。

生まれたミルキーの子犬たちは、みんなそれぞれ新しい家族の一員として巣立っていきましたが、マックスだけ事情により残すことになり、今も私たちの元にいます。人懐っこいことはミルキーと同じですが、どちらかというと人にこびるような態度をとるミルキーに対して、マックスは天真爛漫なやんちゃ坊主です。

3歳近くになり、少しは落ち着いてきましたが、まだまだ頭は子犬のようです。ボーダーコリーに限りませんが、一般的にオスのほうが、子供っぽいしぐさをする時期が長いのですが、マックスはその典型のようです。

でもそんなマックスでも、ミルキーのときとは違い、3ヶ月を過ぎて散歩に行けるようになった頃から、常に足元から離れないようにしてきたため、散歩で引っ張るということは、最初からありません。足元をちょろちょろ行ったりきたりすることはありますが、動くときでもアイコンタクトを取りながら、リードの持ち手の動きを確認しながら動きます。スワレ、フセ、マテも指示を出せばすぐに従います。

子犬の時には、人に甘えたくてよく吠えたりしましたが、それもあるところから少なくなりました。ただし、今でも家の中で子供たちが他の犬をかまっていると、やきもちを焼いて吠えることがありますが・・・。

知らない人や犬にも、全く攻撃的なところはなく、散歩も楽しくできて、とても扱いやすい犬に育ってくれています。ミルキーの息子とはいえ、ミルキーとはまた全く違った良さを持つボーダーコリーです。

ボーダーコリーといっても、正確はいろいろです。賢くて運動能力に優れているというのは、ほぼ全てのボーダーコリーに共通していますが、人間と同様、それぞれのボーダーコリーはそれぞれの個性を持っています。

LOVEDOG店でトレーニングに来たボーダーコリーたちもそれぞれに個性があり、とてもおもしろいです。ボーダーコリーに限りませんが、性格や気質などの点では、この犬種だからどうだ、ということはほとんどないように感じます。もちろん大きなところでの特徴はあると思いますが、実際に接していると犬にもみんな個性があるのです。これは、ボーダーコリーに限らず、どの犬種でも同じです。

人間でも、例えば日本人とフランス人、またドイツ人とではそれぞれ全く違う種類に人間だと思っていましたが、実際にヨーロッパで暮らして、一緒に仕事をしたり、飲みに行ったりして、普通に接すると日本人との違いは、見ためと言葉ぐらいで、考えていること、感じていることは日本人と全くかわらない、ということを感じました。人種や国籍の違いよりも、やはり、個々の人間の違いの方が大きく感じました。

少し話がそれてしまいましたが、ペット・トライアングルには、もう1頭、ブラック&ホワイトで、片パンダ柄のボーダーコリーの女の子がいます。名前をハイジといいますが、今は独立した娘と一緒に暮らしています。娘が一緒に暮らしているときはもちろんハイジも一緒に暮らしていました。

ボーダーコリーの場合、柄の良し悪しでいうと、方パンダ柄は悪い方になります。でも、ハイジはとてもかわいいボーダーコリーです。確かに、左右対称に柄の入ったのボーダーコリーから見ると、少し違和感はあるかもしれませんが、見方によってはとても個性的です。

一般的に、片パンダ柄のボーダーコリーはお値段も格安になりますので、もし、柄が気にならない方であれば、この片パンダ柄のボーダーコリーはとてもお買い得だと思います。

ただし、この片パンダ柄のボーダーコリーは特に子犬のときに、顔の見た目の印象が悪い場合があり、敬遠されがちです。でも、成長とともにとてもかわいくなってくるのが、この片パンダ柄のボーダーコリーの特徴かもしれません。ぜひ、ハイジのご紹介ページのハイジの成長の過程の写真をご覧になってください。この片パンダ柄も、たまにしか生まれない、ある意味では希少な柄なのです。

ボーダーコリーが実際どんな犬なのか、という方には、事前にご連絡を頂いた上で、LOVEDOG店に来ていただければ、うちのミルキーやマックスに触れていただくことが出来ます。

ミルキーやマックスと暮らしていて、ボーダーコリーは家庭犬としてとても飼いやすく、理想的な家庭犬だと感じています。ぜひ、たくさんの方に、ボーダーコリーの家庭犬としての素晴らしさを感じていただきたいと思います。

*私たちにボーダーコリーの家庭犬としての素晴らしさを教えてくれたミルキーは2014年8月24日、永眠しました。でも、まだ思い出すと涙腺がゆるんでしまいます。

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