ボーダーコリー過度な運動に要注意!

ボーダーコリーは運動能力が高いからこそ要注意なんです

ボーダーコリーは、ずば抜けた運送能力を持つ犬種です。

それゆえか、いろいろなボーダーコリーの飼育書などに、毎日たくさんの運動をさせなければいけないと書いてあります。

しかし、”運動能力がある”=”運動をさせなければいけない” ではありません。”運動能力がある”ということは、運動をさせれば、極めて優れた能力を発揮するということで、運動をしなければ生きられない、ストレスが溜まっておかしくなってしまう、ということではないので、ここは誤解のないようにしていただきたいと思います。

でも、けっこうここを誤解している人が多いように思います。

人間でも、運動能力の高い人はたくさんいます。でも、その人たちも、毎日運動をしなければ生活に支障をきたすわけではありません。全く運動をしなくても、人間として普通に暮らすことには全く問題はありません。

ボーダーコリーの運動能力を発揮させるためには、専門のトレーナーにつき、正しいトレーニングをして、始めてその能力が最大限に発揮できるのです。でも、専門のトレーナーについていても、限界まで能力を発揮させるためには怪我との戦いともなります。

人間でも優秀なアスリートは、怪我との闘いで苦労している人もたくさんいますよね。

ましてや、知識のない素人ががむしゃらにトレーニングを行えば、不適切な運動ですぐに体を壊してしまいかねません。

ボーダーコリーも全く同じです。

基本的な身体能力が高いだけに、運動させれば出来てしまします。

だからこそ逆に、飼主とある人間は、ボーダーコリーが過度な運動によって身体に負荷をかけ過ぎないように注意しなければなりません。

子犬のボーダーコリーは過度の運動で関節系を痛めやすい

特に成長期の子犬の時期、具体的には生後1年ぐらいまでの子犬の場合、運動のさせ過ぎによる足腰のトラブルは、その後の生活に、重大な、かつ生涯に渡る支障をきたすこともあります。

フリスビーなどのディスク競技を本格的に行える体になるのは、体がある程度出来てくる生後1年ぐらいからです。もし、本格的にやろうということであれば、適切な訓練、指導ができる専門の訓練士さんにあずけることで、子犬のうちから訓練を始めることも可能ですが、その場合は、家庭犬として飼うのとは、全く違う飼育管理が必要ですので、あくまでも、ここでは、家庭犬として飼うことを前提にお話します。

ボーダーコリーは、すでに生後3~4か月ぐらいから、その優れた運動能力の片鱗を見せ始めます。そして、成長とともに走らせれば、とても早く、止めなければいつまでも走りまわるようになってきます。

フリスビーやボールで遊ぶのが好きな子犬であれば、遊ばせればいつまでも遊びます。そして、それを見て喜ぶ飼い主さんの姿を見ると、ますます頑張ってしまいます。

もともと運動能力が高いだけに、やれば出来てしまう、そして、楽しそうに走り回る子犬を見て、飼い主さんはもっと、もっと、とつい、運動をさせ過ぎてしまう、これが、最も悪いパターンです。

結果として、生後1年で、股関節や膝関節の異常で、すでに普通の生活ができなくなるボーダーコリーもたくさんいるのです。

したがって、ボーダーコリーを飼い主さんがしっかりとコントロールができるようになるまでは、ドッグランなども、あまり連れて行くべきではありません。

まだ、名前を呼んでも戻ってこない時期に、広い所で放たれれば疲れるまで走って戻ってこようとしない子もいます。

ドッグランに来ている成犬と一緒になって走り回っても、ボーダーコリーの子犬は負けないかもしれません。

でも、その走り回っている時に、ボーダーコリーの子犬の足腰には相当な負担がかかり、ボーダーコリーの子犬の体を壊していきます。

それにボーダーコリーの子犬をドッグランに連れて行くと別の弊害が出る可能性もあります。

性格的に警戒心の強い子の場合は、他の犬たちに驚いたり、警戒して、隅の方へ隠れてしまうかもしれません。

それがトラウマとなり、他の犬を必要以上に警戒するボーダーコリーになることもあります。

したがって、子犬の時のドッグランは、あまりボーダーコリーにとって良いことはないと思います。

ボーダーコリーは運動不足でストレスが溜まるわけではない

そうはいってもやっぱり、ボーダーコリーを運動させないとストレスが溜まってしまうのではないか、とご心配される方もいらっしゃるかと思います。

でもボーダーコリーにとって、一番ストレスが溜まるのは、信頼する飼い主さんと一緒に何らかのコミュニケーションをとりながら過ごす時間がなかったり、少なかったりすることです。

部屋の中でボーダーコリーを隣に座らせて、ボーダーコリーを優しく撫でながらテレビを見ている、これだけでもボーダーコリーにとってはとても充実した時間となります。

15分の散歩でも、常にボーダーコリーが飼い主さんに注目するように、歩くスピードを変えてみたり、方向を急に変えてみたり、急に止まってスワレをさせたり、などなど常に飼い主さんに指示され、それに従うような散歩はボーダーコリーにとって充実した散歩にすることができます。

1時間、たんたんといつも同じコースをボーダーコリーが引っ張りながら黙って散歩するよりも、充分にコミュニケーションをとりながらの15分の散歩の方が、ボーダーコリーにとっては充実した時間となるのです。

家の中でもコントロールできるようにしつけてあれば、飼い主さんの近くに常に寄り添わせておくこともできます。そうすれば、ボーダーコリーはいつも安らかに過ごすことができます。

ボーダーコリーは極めて高い運動能力を持っている、だけどそれは、たくさんの運動を常にさせなければならないということではない、ということ、そして、ボーダーコリーの子犬の時期の運動のやり過ぎには、充分注意しなければいけないことをボーダーコリーを迎えるに当たっては、覚えて置いていただきたいと思います。

ボーダーコリーを飼うのに広い庭は必要ない

ボーダーコリーを飼うのに、広い庭は必要ありません。

むしろ、広い庭があって、そこにボーダーコリーを自由に話せば、しつけも入りにくくなってしまいます。

ボーダーコリーの飼い方は、ハウス飼いが基本です。

だからボーダーコリーが横たわれるハウスをおくスペースが部屋の中にあれば、マンションでも問題なくボーダーコリーを飼うことはできます。

そして運動よりも重要なのは、毎日必ずボーダーコリーとコミュニケーションを取る時間を取ってあげることです。

生後1年ぐらいすると、ボーダーコリーの場合は、ある程度体もできてくるので、徐々に、その運動能力を発揮させていけるでしょう。

そして、その頃には基本的なしつけは出来ているはずです。

そこからドッグランなどの広い場所でのトレーニングを行えば、ボーダーコリーにとってはいつもとはまた違う飼い主さんとのコミュニケーションの時間となり楽しい時間となるでしょう。

家庭犬としてしっかりとボーダーコリーをコントロールできるようになっていれば、フリスビーやボールを使うのも楽しいでしょうね。

ボーダーコリーの子犬を迎えたときは、ボーダーコリーとの楽しい生活を出来るだけ長く、快適に過ごせるように考えてあげてください。

そのためにも運動のさせ過ぎに十分注意して、ボーダーコリーの健康な体を守ってあげてください。

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